代表戦の末、東海大に惜敗で3位/東京学生優勝大会
降り注ぐ日差しに初夏の装いを感じる5月、日本武道館はさらなる熱気に包まれた。一回戦の一橋大を7ー0、二回戦の順大を5ー0で下した本学。準々決勝の日体大戦ではポイントが取れず苦戦、上川(営2)の一本勝ちにより、1―0と苦しみながらも勝利した。
そして迎えた準決勝・東海大戦。流れを引き寄せるために先勝したい本学であったが先鋒の鈴木(商3)、次鋒の児玉(1)がそろって技を決めることができず引き分けてしまう。五将の田村(政経4)は一瞬の油断からポイントを奪われて優勢負け。しかし中堅の松岡(政経4)が東海大に傾きかけた流れを引き戻す。相手に果敢に食らい付き、一瞬の足技でポイント奪取。優勢勝ちによりスコアを戻した。三将の吉井(法2)はポイントを先制するものの、試合終了間際に投げを見舞われ、引き分けに終わる。副将戦にはここまでオール一本勝ちの上川が繰り出された。有効ポイントを先取するも効果を取り返されるなど危ない場面があったものの、そのまま逃げ切り優勢勝ち。勝負の行方は大将・西岡主将に託された。西岡主将は東海大のエース石井と激突。引き分け、もしくは効果ポイントによる優勢負けに持ち込めば本学の内容勝ちであったが、約40kgにも及ぶ体重差は埋めがたく、開始早々に有効を奪われてしまう。追いすがるものの、逆転はできず、スコアは再び東海大と並び代表戦となった。代表戦はエース上川が出場。だがここまでの疲労からか有効を先取するものの、待っていたのはまさかの逆転一本負け。昨年の同大会と同じ東海大に敗れての3位に終わった。
「6月の全日本は優勝しかない」と西岡主将は展望を述べる。東海大戦を見る限り、強豪校と実力の差は無い。次戦の全日本学生優勝大会、雪辱の舞台を見届けるとしよう。
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