大会直前インタビュー 1年生編/第70回全日本学生選手権

2025.12.02

 12月7日、大学王者を決める全日本学生選手権(府立)が開催される。明大は今季の団体戦では負けなしの快進撃を続け、2年連続グランドスラム達成という快挙が目前に迫る。先日行われた全日本学生個人選手権で浮き彫りになった課題の修正を経てチームの完成度は高まった。今年度の集大成となる大一番で、昨年度王者の意地を見せる。今回は1年生の児玉 幹大(法1=初芝立命館)、牧野 来虎(文1=三井)、伊藤 大虎(文1=柏南)のインタビューをお届けする。

——今年度をここまで振り返っていかがでしたか。
児玉幹:「最初の方はうまくいかず、先輩たちの背中追いかけているだけだったのですが先輩の努力している姿を見て自分も頑張ろうと思い始めて、先輩たちに追いつけるような練習をしたので自分の成長を感じることができました」

牧野:「高校時代に比べてハードな練習の環境でしているのもあってケガが多くなったことが後悔しているところです。先輩に追いつきたいと思っていても上手くいかないことが多く、日々試行錯誤する日々でした」

伊藤:「今年から拳法を始めて分からないことばかりでしたが、先輩方が一から教えてくれて形になってきたので試合で活躍して恩返しをしたいです」

——1年間で印象に残っていることを教えてください。 
児玉幹:「最初の方は結果も出せず、先輩たちに教えてもらっているだけでしたが、最近の個人戦でベスト16という結果だったことが印象に残っています」

牧野:「秋の選抜の時に怪我をして出られなくて道着も着られなくて応援だけだったのですが、その時に怪我がなかったら一緒に戦えたのかなということが印象に残っています」

伊藤:「試合中にみんなの掛け声とかアドバイスがあってそれを参考に試合の中で成長に繋げることのできる明治の応援や熱量がすごかったことが印象に残っています」

——今のチームの雰囲気はいかがですか。
児玉幹:「府立に向けて追い込みも始まっていて、全員の熱量が上がってきています」

牧野:「熱量もとてもあって、1年生から4年生のメンバーで練習できるのも残り2週間ぐらいになってきてこのチームでやるぞというのが伝わります」

伊藤:「最後の大会が近づいてきていて、緊張感がより増しています。一人一人がやれることをやろうとしていると思います」

——今のお気持ちはいかがですか。
児玉幹:「4年生には練習でもいろいろなことを教えてもらったりプライベートでも仲良くしてもらったり、練習外でもアドバイスをしてくれました。その4年生と最後の大会なので、一緒に笑って終わりたいです」

牧野:「4年生は練習でもアドバイスをたくさんくれたり、プライベートでも可愛がってもらいました。だからあと2週間でいなくなるという実感が全然なくて、いなくなった時に自分がどうやっていくかというのもあります。今は4年生最後の大会で一緒に勝って笑って終わりたいです」

伊藤:「今年は試合に出られないですが4年生と練習できるのが最後なので、色々なことを学ばせてもらって、来年以降の拳法につなげたいです」

——どのあたりに重点を置いて練習してきましたか。
児玉幹「個人としては毎日の練習で、府立大会に出ることを想像しています。自分の欠点を見つけて、直そうとしています。チームとしては熱量を落とさずみんなで練習してきました」

牧野:「怪我もあって部内で納得のいく戦いができても、他大学と試合した時に上手くいかないことがあったので、自分が通用すると思う武器を伸ばせるように頑張っています」

伊藤:「僕が一番弱いので、誰よりも頑張らなければいけないですがついていくだけでも必死です。それでも人一倍頑張ろうと思ってやってきました」

——府立に向けての意気込みお願いします。                                  児玉幹:「予選でも圧倒して決勝も出て優勝して、今まで自分を強くしてくれた先輩たちに恩返しをしてありがとうと伝えたいです」

牧野:「任された試合で、自分の仕事を全うしたいです」

伊藤:「先輩方の負担を少しでも減らせるように、自分にできることを探していきたいです」

ありがとうございました。

[聞き手:近藤陽紀]