
厳しいコースを攻略できず惨敗/全日本ジュニア総合大会2009
2日目はあいにくの悪天候の中、クロスカントリー競技・障害飛越競技が行われた。
クロスカントリー競技では「全日本ジュニアにふさわしい厳しいコースで、それを克服できなかった」と、柘植主将が肩を落とした厳しい条件の中、各選手共に厳しい戦いを強いられた。篠原、柘植主将・西脇らがタイム減点で大きく順位を落とし、齋藤が経路違反で失権。この時点で前日の馬場馬術競技でリードしていたポイント差を一気に逆転され、自力での優勝はなくなってしまった。
その後挑んだ最終種目の障害飛越競技(余力審査)。しかし、ここでも前種目からの悪い流れを止めることはできなかった。篠原は減点無しで競技を終えたものの、西脇は飛越で苦戦し、柘植主将はタイムで減点されるなど、結果は振るわない。「常勝軍団」とはかけ離れた、納得のいかない成績で全競技を終えた。
来月には関東学生馬術争覇戦、さらには19連覇が懸かる関東学生三大大会が行われる。ルーキー西脇の奮闘など明るい材料はあったものの、団体戦なら惨敗ともいえる今大会。「足りないものを埋めていけば、関東学生はいける」という柘植主将の言葉通り、ここで見つかった課題を克服し、短い期間でチームを立て直せるかがカギとなるだろう。
試合後のコメント
柘植主将
「最悪。全日本ジュニアにふさわしい厳しいコースだった。それを克服できなかった。争覇戦は団体戦。気持ちは変わる、変えなければならない。今回は全日本だが、次は学生戦。足りないものを埋めていけば関東学生はいける。油断ではなく、今までやってこられたから。西脇4位はせめてもの救いだが、勝てる馬だから満足はない」。
関連記事
RELATED ENTRIES