全カレ開幕! 3-0で初戦を制す/全日本大学選手権

2025.12.02

 大学バレーの1年を締めくくる全日本大学選手権(全カレ)が開幕した。初戦は島根大と対戦し、ストレート勝利で2回戦へと駒を進めた。

◆12・2〜7 全日本大学選手権(大田区総合体育館他)
▼12・2 対島根大戦(大田区総合体育館)
◯明大3{25-16、25-11、25-13}0島根大

<スターティングメンバー>(ローテーション順)
S近藤蘭丸主将(文4=東福岡)、OH荒井貴穂(法2=駿台学園)、MB渡邉健(政経3=日本航空)、OP黒澤孝太(政経4=明大中野)、OH佐々木駿(商4=土浦日大)、MB成村航希(政経2=東海大相模)、Li磯脇侑真(政経3=東福岡)

 昨年度の全カレではベスト8に終わった明大。初戦の相手は中国学連1部秋季大会5位の島根大となった。「最初はミスで相手に点をやっていたところはあったが、中盤とか2セット目以降はしっかり固さが抜けて自分たちのバレーができた」(吉田竜也・政経3=駿台学園)と1セット序盤こそミスから得点を許したものの試合を通じて力の差を見せつける結果になった。「サーブをしっかり打ちにいこうと言っていた。特にジャンプサーブは攻めれたかなと思う」(近藤蘭)。サーブで相手を崩し、得意のコンビバレーで得点を重ね25-16でセットを先取した。

 2セット目からは多くの選手を変更し戦った。近藤蘭に代わってセッターとして出場した吉田は「初戦なので、明日に向けて全員がしっかりコンビを合わせ、(スパイクを)打てるように意識した」と相手に的を絞らせない配給でゲームメーク。明大の選手層の厚さを実感させる試合運びで相手を一度も20点台に乗せず2、3セットも奪い初戦を完勝で終えた。

 今年度のチーム発足時から目標に掲げてきた『全カレ優勝』へ向けてチームの状態は「最高。全員が優勝を目指して頑張っているので、いい感じだと思う」(渡邉)。厳しい連戦が予想される今大会で悲願の優勝へと一歩前進した。

[竹本琉生]

試合後のコメント
近藤蘭
――ついに最後の大会が始まりましたがいかがですか。
 「正直しんどいなと思った時期もあって、早く引退したいなと思ったのですが、かといって長く感じたかって言ったらそうではなくて、あっという間でした。本当にもう全カレ始まるんだという気持ちで終わってしまうんだなと若干思うので、ちゃんと勝って終わりたいです」

吉田
――連戦が続きますがいかがですか。
 「自分たちは準決勝まで全部1試合目で朝が早いので、そこの疲労をためないように全員が意識して、試合終わった後のダウンとか、そこをテキパキできれば次の試合に疲労を持っていかないようにできるかなと思います」

渡邉
――試合を振り返っていかがですか。
 「初戦ということで、ちょっと緊張で硬い部分があったのですが、全体でいいスタートが切れたのではないかなと思います」