周藤がSPで5位 FSにも期待がかかる/全日本ジュニア選手権

 全日本ジュニア選手権(全日本ジュニア)2日目には男子SP(ショートプログラム)が行われ、明大から周藤集(政経1=ID学園)が出場した。周藤は東日本選手権を上回るスコアをたたき出し、SPを5位で終えた。

112224 全日本ジュニア選手権(辰巳アイスアリーナ)
1122 ジュニア男子SP

 大きな歓声を浴びながら登場した周藤は、ジャズ調の音楽に合わせて軽やかな演技を披露した。冒頭のトリプルアクセルを危なげなく決めると、続く2本目の3回転ルッツと2回転トーループのコンビネーションジャンプでは「3回転ルッツで軸が乱れてしまった」と語るもなんとか着氷。3本目の3回転ループはGOE(出来栄え点)1.18を記録し、ジャンプを全て成功させた。ステップシークエンスとスピンは全て最高難易度のレベル4を獲得し、PCS(演技構成点)が高く評価された。最後は滑らかなコンビネーションスピンで演技を終え、観客からはスタンディングオベーションが送られた。

 試合後「東日本選手権(東日本)を終えてからひたすら加点が付くジャンプ、スピン、ステップを練習してきた」と述べた周藤。ジュニアでの出場が最後となる今大会で結果を残せるか、FSの演技からも目が離せない。

[川村暖]

試合後のコメント
周藤
――今大会に向けてどの部分を強化してきましたか。
 「東日本選手権を終えてからひたすら加点が付くジャンプ、スピン、ステップを練習してきました。あとはプログラムでしっかりジャンプを決める練習をしました」


――これからの目標を教えてください。
 「全日本選手権(全日本)に進むことと、ケガを乗り越えてから練習してきたことを個々の大会で出し切ることです」