春秋連覇達成! 初陣を全勝で飾る/関東学生秋季1部リーグ戦
関東学生秋季リーグ戦が開幕。初日を快勝で好スタートを切る。2日目も好敵手・日体大との一戦をストレート勝ちし、全勝優勝を果たした。また、関東学生春季リーグ戦との連覇を決めた。
◆11・15、16 関東学生秋季1部リーグ戦(白子町サニーテニスコート)
〈1日目〉
◯明大3ー0東経大
◯明大3ー0東女体大
◯明大2ー1早大
〈2日目〉
◯明大2ー1国学院大
◯明大3ー0日体大
照りつける秋の日差しの中、新チームで迎えた秋リーグ。初戦の相手は、関東学生春季1部リーグ戦開幕(春リーグ)であと一歩及ばず敗戦した東経大。新チームでも抜群のコンビネーションをみせ、3ー0と快勝した。2戦目の東女体大では、今大会シングルスとして出場した前田梨緒(商2=須磨学園)が終始、相手を揺さぶるプレーでストレート勝利。続く中谷さくら(政経2=須磨学園)・大𣘺玲雨(営1=三重)ペアは、ダブル後衛の相手から先に4ゲーム連取。相手の粘り強いプレーに阻まれ、なかなか決め切れない時間が続いたが、最後まで集中力を切らさず勝利を収めた。3番手の西山なつみ(政経3=昭和学院)・大野栞(法3=昭和学院)ペアも時折強く吹きつける風に苦戦しながらも3年生コンビが息のあったプレーで勝ち切った。息つく間もなく始まった早大戦では、中谷・大𣘺ペアが3ゲーム連取するも東女体大戦の疲れの影響が見られ、3ゲームを落とす。それでも、流れを取り戻し、接戦をモノにした。西山・大野ペアは、西山の強烈なフォアハンドや大野の鋭角なショットで奮闘したものの相手に一歩及ばず競り負けた。前田は冷静なプレーで試合を有利に進め、危なげなく勝利し2ー1で快勝を飾った。「初めてシングルスに出場して、勝たないといけないというよりも自分がどういうテニスをできるかに集中できた」(前田)と振り返る。女子部の強さは新チームでも健在し、全勝で1日目を終えた。

国学院大戦では今大会初めて大野・大釜彩乃(政経1=昇陽)ペアが出場。全日本選手権では勝利を収めていたが、今試合は相手のエースペアに及ばず敗戦。続く、シングルスの前田、中谷・大𣘺ペアが快勝を収め2-1で危なげなく勝利を決めた。
最終戦は日体大との全勝対決となった。インカレ時には敗れた相手にリベンジを果たしたいところだ。1番手の中谷・大𣘺ペアは「お互い勝負強いから勝負どころをお互いがちゃんと決め切れたのは良かった」(中谷)とプレッシャー負けず5ー2で勝利。全勝優勝へ王手をかけた中、前田へと明大の命運は託された。正確なストロークで相手を寄せ付けず。最後は前田のショットが相手のミスを誘って5-1で完勝。3番手の大野・西山ペアは1-4と崖っぷちに立たされる。だが「今までだと弱気になってしまい、負けてしまうことが多かったのですが、諦めずに最後まで攻めの気持ちを意識できた」とチームスローガンでる強気を体現。ビハインドでも果敢に攻め立て、5-4で接戦をモノにした。インカレでの借りをストレート勝ちで返してみせた。この結果、全勝優勝そして関東学生春季リーグ戦との連覇を果たし、選手たちは喜びをかみ締めた。また、前田、中谷・大𣘺ペアは全勝賞を獲得した。

新チームで好スタートを切ったが、今年度逃したインカレのタイトルに向けて慢心はない。「他の大学もインカレへ技術を高めて向かってくるので、それに対して引くのではなく逆にもっと向かっていけるチームづくりをしたい」(大野)。もうその目は次を見据えている。
[吉澤真穂、早坂春佑]
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