まさかの5位 粘り強さ見せるも勝ち切れず/関東学生秋季1部リーグ戦

2025.11.18

 関東学生秋季リーグ戦が開幕。初日を全日本選手権(インカレ)王者の法大に敗れるなど1勝2敗で終える。立て直したい2日目も終始リードを許す展開が目立ち2連敗。1勝4敗の5位に沈んだ。

◆11・15、16  関東学生秋季1部リーグ戦(白子町サニーテニスコート)
〈1日目〉
 明大2ー3国学院大◯
◯明大3ー2東海大
 明大2ー3法大

〈2日目〉
 明大1ー4日体大◯
 明大0ー5中大

 立ち上がりから苦しい戦いとなった。国学院大戦では、風の影響で打球が思うように定まらず、惜敗。後に引けない重要な第2戦の相手は、昇格組・東海大。小宮彰悟(営3=上宮)・木内陸人(営2=上宮)ペアは、木内のボレーや左右に揺さぶる小宮のラリーで緩急あるプレーをするも相手のコースを突いたショットに打ち負かされた。続く上田泰大(商3=尽誠学園)・米川雅翔(農1=尽誠学園)ペアは、米川のネットをかすめる低い打球と上田のボレーが炸裂(さくれつ)。完璧に相手を崩し、勝利した。その後も3勝で勝ち越し、東海大相手に4ー1で勝利を挙げた。最終戦の相手は、難敵・法大。シングルスで出場した坂口生磨(商1=尽誠学園)は、学生No.1の橋場柊一郎(法大)と対決した。坂口は猛者相手にも怯まず、緩急あるバックハンドとキレのあるフォアハンドを多様に使い合わせ、粘り強いプレーを見せたが力及ばず敗れた。岡田侑也(農3=とわの森三愛)・中村悠峰(営3=能登)も1ゲーム先取されてから苦しい展開が続く。しかし、流れを相手に渡さず、岡田の強烈な一打や中村のサーブが光る。持ち味の息のあったプレーで勝利をつかんだ。この勢いのままいきたいところだが間庭賢人(農2=東農大二)・小山寛晴(法1=尽誠学園)ペアも法大の粘り強さに阻まれた。1ー4と難敵の壁が大きく立ちはだかった。この結果、1日目を1勝2敗で終えた。

(写真:フォアハンドを放つ米川)

 大会2日目の初戦はインカレで敗れた相手・日体大とのマッチアップ。米川・上田ペアが1ー1に持ち込むも、続くシングルスの坂口が接戦をモノにできず惜敗。その後も日体大に圧倒され、1ー4で敗北に終わった。

 最終戦・中大戦も苦戦を強いられる。エースペアである中村・岡田が序盤からショットに安定感を欠き敗戦。米川・上田ペア、小宮・木内ペアはお互いに積極的に攻めていき、接戦に持ち込んだ。だがファイナルゲームでは相手に振り切られ、ともに4ー5で惜敗を喫した。この結果、中大にはストレート負け。そして、今リーグ戦を1勝4敗の5位で終えた。

 インカレでは3位に輝いていた。だが、新チームの初陣は苦しい結果に。この悔しさを糧に、大きな飛躍を期待したい。

[吉澤真穂、早坂春佑]