リーグ3度目の対戦 法大に盤石の勝利 /エイワ杯関東大学リーグ戦

 エイワ杯関東大学リーグ(秋リーグ)ファイナルリーグ初戦は秋リーグ3度目となる法大との対戦となった。先制を許したもののその後は試合を通してパックを支配し勝利。上々の滑り出しとなった。

◆9・6~11・30 エイワ杯関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼11・15 対法大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
〇明大10{3―1、4―1、3―1}3法大

 ファイナルリーグ初戦、明大は法大と激突。第1Pは「(改善したいところは)最初の5分」(城野友咲・政経2=駒大苫小牧)と、法大に先制を許す立ち上がりとなった。それでも選手たちに焦りはなかった。「自分たちのセットが失点したので、取り返すという気持ちでプレーしていたら、結果がついてきてくれた」(岸本航大・政経3=白樺学園)と岸本が同点に持ち込むシュートを放つ。しかしこれがビデオ判定に。「絶対入っていたのは分かっていたので不安はなかった」(岸本)と集中力を切らさなかった。ピリオド中盤、法大は6人攻撃を展開。これをしのいだ明大は終盤に猛攻を仕掛ける。城野が朝比奈大心(営3=埼玉栄)のパスを受けドリブルで敵陣に切り込むと強烈なシュートを放ち勝ち越し。これ以降リードを許さず、圧倒した。

 第2P以降も岸本が止まらない。第2P開始直後にこの日2本目となるシュートを放つと、法大に得点を許したあとにも点差を広げるハットトリックとなるシュートを決めてみせた。第3Pでも岸本が4得点目となるゴールを奪うと他の攻撃陣もギアを上げた。村社海莉主将(文4=埼玉栄)も今日2本目のゴールを挙げるなど、試合を通して明大の攻撃力が目立った。

 これで秋リーグは残り2試合。春には無敗にも関わらず栄冠を逃す悔しい結果となった。秋リーグでは堅守と攻撃力が織りなす絶妙なバランスで首位に立っている。「ここからが本当に本番」(岸本)と残り2試合は難敵である東洋大と中大が待ち受けている。気合十分の氷上の戦士たちが頂点を獲りに行く。

[川瀬吾一]

試合後のコメント
岸本

――4得点の大活躍を振り返っていかがですか。
 「自分はあとは触るだけみたいな状況で、セットのみんなが崩してくれていたので、自分の力もありつつ、みんなのおかげかなと思います」

――第3Pの攻めについてはいかがでしたか。
「点数にはなっていなかったんですけど、自分たちのセットはパックを支配できていたと思うので、焦らずじっくり攻めるという感じでした」

城野
――チームの雰囲気はいかがですか。
 「とてもいい雰囲気で練習に臨めていましたし、優勝できると思うので絶対優勝します」

――残り2試合への意気込みをお願いします。
 「春(秩父宮杯関東大学選手権)に優勝を逃してしまったので、秋は絶対取らないといけないですし、優勝したらインカレ(日本学生氷上競技選手権)に向けてさらにチーム一丸となっていけると思うので、そこを踏まえて優勝したいなと思います」