全員バスケでつかんだ1勝 果敢なオフェンスが実を結ぶ/東京六大学女子対抗戦
早大、法大とのダブルヘッダーに臨んだ。早大戦では格上相手に粘りを見せるも逆転はできず敗戦。続く法大戦では序盤から果敢に攻め続け勝利を飾った。
◆11・8~11・16 東京六大学女子対抗戦(明大駿河台キャンパス他)
▼11・8 対早大戦、法大戦(明大駿河台キャンパス)
明大57{20-20、6-22、9-20、22-22}84早大◯
◯明大84{26-20、19-14、19-16、20-17}67法大
スターターは、PG萩原加奈(文3=浜松開誠館)、SF神山南帆主将(文4=白鷗大足利)、SF藤井花(商1=日本航空)、SF尾花優心(政経2=下妻第一)、CF後藤葉の佳(理工4=鵠沼)。
関東大学1部リーグに所属する早大とのマッチアップ。 序盤から両者拮抗した展開が長く続いた。ゴール下からのリスタートを早め、果敢にオフェンスを仕掛けていく。終了間際には神山の3Pシュートが突き刺さり、第1Qを20―20と同点で終えた。だがここから、早大のオフェンスが牙をむく。C福王伶奈(早大)にゴール下を支配され立て続けに攻められる展開が長く続く。第2、3Qでは相手にプレーを対応され、一桁得点に抑えられてしまう。得点を狙うため、第4Qからはペイントエリア外からのシュートを増やすなど、リングへのトライ数を増やした。また、相手Gに対してはダブルチームを仕掛けトランジションを早めていく。この戦略が功を奏し、今試合最多の22得点を記録。57―84で敗れたものの、1部相手に明治の良さを見せつけた。
同日2戦目の相手は3部Bブロックの法大。「スピードがあるチームだなという印象を受けていたのでそこを重点的に守れたら、とチームで考えていた」(津金玲菜・政経2=国府台女子)と意気込んで臨んだ。入りから流れに乗り、第1Qで26点を獲得する。第2Qでは神山が積極的にゴール下に切り込みシュートを決め、さらにチームに勢いをもたらす。相手のディフェンスに押し負けるなどで攻守ともにかみ合わない時間も見られたが、タイムアウトでやるべきことを冷静に確認。立て直し連続得点も決め、点差を広げて前半を終えた。
後半は、秋季リーグ戦ではあまり出場機会がなかった選手も多くコートで活躍した。「全員でプレーしようと決めていた。自分も出る時間が多かったのでそこでしっかり得点に絡んで、みんなでやる時間を長くできたらなと思っていた」(中植のん・理工2=鵠沼)と、明治らしい明るい雰囲気で試合を展開。17点差で勝利を収めた。
最終戦となる明日に向けても「今日の勢いのまま、明治らしいバスケができるように全力で頑張る」(中植)と気合い十分。チームの結束力で一勝をつかみ取れるか。
[早坂春佑、春田麻衣]
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