東洋大に圧勝 ファイナルリーグへ勢いつける/エイワ杯関東大学リーグ戦
エイワ杯関東大学リーグ(秋リーグ)セカンドリーグ最終戦、宿敵の東洋大戦に臨んだ明大。前戦の早大戦で露呈した守備面での課題を改善し、ファイナルリーグへ向け、チームに勢いをつける勝利を収めた。
◆9・6~11・30 エイワ杯関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼11・9 対東洋大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
〇明大7{2―0、1―2、4―0}2東洋大
試合は東洋大のパックから始まった。開始1分18秒には相手ゴール前のフェイスオフでチャンスを作るも得点につなげられず。両者パックの奪い合いが続いた。その後も相手のペナルティでパワープレーを迎え、果敢に攻め続けるも東洋大の固い守りに阻まれた。しかし、明大は攻撃の手を緩めることなく、開始8分33秒にFW岸本航太(政経3=白樺学園)が空いた左上にパックを沈め、先制点を挙げた。その後もFW寺内理雲(政経2=駒大苫小牧)のゴールで2得点目を追加し、明大リードで第1Pを終える。
第2P、まずは3分4秒にFW小桑潤矢(営2=埼玉栄)のゴールで東洋大を突き放す3得点目を挙げた。しかし、両チームの激しいぶつかり合いの中で数的不利のキルプレーを迎える。相手選手のコースを突いたシュートでゴールを奪われ、失点。その後も明大は、パワープレーでのチャンスをものにできず、拮抗(きっこう)した試合が続いた。残り2分52秒には明大ゴール前で両チームの選手が倒れ込む形となり、乱闘が勃発。両チームから退場者が出る中、明大はその直後のキルプレーで失点を許し、1点差にまで詰められた。
迎えた第3Pでは、開始6分23秒に相手のパスミスにFW香田龍冴(文2=白樺学園)が反応し、小桑がブルーラインからパックを運び、4得点目を追加した。明大は、勢いそのままにアタッキングゾーンで岸本の放ったシュートを相手GKが跳ね返し、ゴール脇で構えていたFW花田匠(政経4=駒大苫小牧)が押し込んだ。花田は「自分はゴール前にいて、あとは流し込むだけだったので、本当に周りの4人には感謝しかない。東洋大が流れを自分たちに渡してきて、その流れをものにできたのも大きかった」と振り返る。その後も明大の快進撃は止まらず、寺内と小桑ら2年生を中心に得点を重ねて4得点。守備陣も無失点で抑えるなど、攻守が噛み合い、東洋大相手に圧勝した。
ファーストリーグで東洋大に敗戦した明大は、GK工藤授(政経1=駒大苫小牧)やディフェンス陣をはじめとした守備面の強化が実を結び、今試合で勝利を収めた。明大は得失点差により、1位でセカンドリーグを終え、来週から一試合も負けられない戦いが始まる。秩父宮杯関東大学選手権(春リーグ)の悔しさを胸に、ファイナルリーグでは圧倒的な強さを見せつける。
[吉澤真穂]
試合後のコメント
花田
——この試合を振り返っていかがですか。
「最初の立ち上がりから足が動いていて、授もシュートを打たれていたのですが、奮闘してくれました。キルプレーで3人になった時は4年生も『これに負けたら後がない』ということでプレッシャーなどがありましたが、2年生の力が大きく、助けられました」
——ファイナルリーグへの意気込みをお願いします。
「この試合で優勝する望み、チャンスをもらったので明治らしく攻撃も守りも徹底して圧勝したいと思います」
小桑
——どのようにして試合に臨まれましたか。
「セカンドリーグ最後ということもあり、負けたら優勝が遠のいてしまう大事な一戦でした。全員で気合いを入れていたので、いい結果につながったと思います」
——複数得点を決めましたが、いかがですか。
「得点を決めることが自分の役目なので、チームに貢献することができたのは一番良かったと思います」
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