慶大に辛勝 難しい試合を勝ち切り決勝戦進出/関東学生秋季1部リーグ戦
順位決定戦の初戦は関東学生春季1部リーグ戦(春季リーグ)でも対戦した慶大との試合となった。試合は相手のディフェンスに苦しむ場面があるも、得点を重ね3-0で試合を終え決勝戦進出を決めた。

試合開始直後から明大にチャンスが訪れる。第1Q1分、PC(ペナルティーコーナー)を獲得。これをFW齋藤偉颯(法4=今市)が決め先制に成功する。幸先よく試合をスタートさせるも、その後は思うような攻撃をすることができずにもどかしい時間が続く。得点が取れずにいると、14分には相手にPCの獲得を許してしまう。失点のピンチも決死のディフェンスを見せ無失点に抑えた。第2Qも明大の攻撃から始まる。第2Q1分、FB高橋澄世主将(商4=横田)のロングパスから相手ゴールに迫るとPCを獲得。しかし、相手の守備に阻まれてしまい追加点とはならなかった。「最初にボールを出す人と止める人が合わなかった場面が多かった。そこの部分をこれからの練習で合わせていかなければならないなと感じた」(高橋)。9分にもPC獲得から得点のチャンスをつくるも、決め切ることがかなわない。以降も攻撃を重ね好機を生み出す場面があったが、生かすことはできなかった。攻めの姿勢を見せ主導権を握るも、13分には明大の選手にイエローカードが出されてしまう。数的不利になり試合は防戦一方になるが相手の攻撃をしのぎきり、前半を1-0で折り返した。
後半は人数が戻り再び攻撃に転じると、3Q2分にPCを獲得する。しかしここも決め切ることができず、その後もPCの獲得や決定機を演出するなど相手ゴールを脅かすが、相手の守備を崩せずにいた。だが11分に獲得したPCを齋藤が沈め、得点の追加に成功し第3Qを終えた。「後半の最初の方で点を決めることができたので、自分たちのペースで試合を進めることができた」(高橋)。第4Qでは6分にPCを獲得。相手を突き放したい場面だったが、ゴールには結びつかなかった。その後は攻めの姿勢を継続し続けるも、試合終盤には攻め込まれてしまい慶大のペースに。「ディフェンスで低く当たれてマークも付けていたし、そこがディフェンスとして全うしなければならない役割だったので、0点に抑えられたのは良かった」(高橋)。苦しい時間となるも15分にカウンターからPCの獲得に成功する。ここをMF長谷川拓真(法4=石動)が決めて試合終了。3-0で勝利を収めた。
春季リーグで圧倒した慶大相手に苦しむも勝ち切り、決勝戦進出を決めた。試合について新井健史監督は「今回も勝てるんじゃないかと高をくくってた部分があったかなと反省している。試合はしっかりと勝ち切れたので良かった」と振り返る。決勝戦でも勝負強さを見せ秋季リーグ優勝を手にしてほしい。
[虻川隼人]
試合後のコメント
新井監督
――決勝に向けて改善していく部分はありますか。
「点を取らないとホッケーは勝つことができないので、得点を挙げるということを改善したいです」
高橋
――決勝戦への意気込みお願いします。
「山梨学大は全日本大学王座決定戦でも全日本学生選手権(インカレ)でもすごくいい結果を残しているチームなので、ライバル視しているチームです。インカレでいい結果を残せなかったので、最後の1試合に4年生の引退試合として全てをぶつけて勝ちたいと思います」
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