六大学開幕! 追い上げ及ばず今季立大に3敗目/東京六大学女子対抗戦

 東京六大学女子対抗戦が開幕。初戦は今季3度目の対戦となる立大との一戦。序盤からリード許すと前半を9点ビハインドで終える。後半に入ると持ち味のスピード感あるバスケで追いかけるも及ばず。5868で敗戦を喫した。

11・8~1116  東京六大学女子対抗戦(明大駿河台キャンパス他)
11・8  対立大戦(明大駿河台キャンパス)
明大58151613211315171668立大◯

 スターターは、PG萩原加奈(文3=浜松開誠館)、SF神山南帆主将(文4=白鷗大足利)、SF藤井花(商1=日本航空)、SF尾花優心(政経2=下妻第一)、CF後藤葉の佳(理工4=鵠沼)。

 六大学初戦は今季関東大学女子2部リーグAブロックで無類の強さを発揮し、1部リーグ昇格を果たした立大とのマッチアップ。4年生を中心にチャンスメイクしていくと、後藤がブザービーターを決め第1Qを強敵相手に接戦に持ち込んだ。第2Qに入ると、立大の強度のあるプレーに押される場面も目立ち得点を離されていく。だがタイムアウトから「ディフェンスのスイッチやオフボールのスクリーンでしっかりと動きをつくれた」(小幡明日奏・理工1=龍谷富山)とディフェンスの立て直しを図る。そこから萩原のレイアップや尾花の3Pシュートで得点を重ね9点ビハインドで試合を折り返した。

 ハーフタイムには明大応援団吹奏楽部とバトン・チアリーディング部、応援指導班によるハーフタイムショーが行われ、神風や明治大学校歌などの演奏で会場のムードを高めた。

 応援団の迫力ある演武を力に臨んだ後半。「チームとしてもっと声を出したり、学年関係なくコミュニケーションを取りながら楽しく明治のバスケをやっていった」(杉山実子・文1=浜松開誠館)と早いトランジションから果敢な攻めを展開していく。インサイドに切り込んでからパスをつないでマークを外し着実に立大の背を追いかける。第4Qでも集中力は切れず、スティールやルーズボールなど泥臭いプレーを見せる。17―16とスタッツで上回るも追い上げはここまで。58-68で初戦を勝利で飾れなかった。

 4年生の引退試合となる今大会。「4年生に恩返しできるように成長した姿を見せたい」(杉山)。「自分も4年生にシュートにつながるパスやアシストをしてとにかく楽しくやっていきたい」(小幡)と4年生の花道を飾るべく、全員バスケで勝利を狙う。

[早坂春佑]

試合後のコメント
小幡
――立大の印象についてはいかがですか。
 「リバウンドの時の当たり負けしないフィジカルの強さやシュートの決定力は全員がレベル高くて強いなと思います」

――この1年で大学バスケと高校バスケの違いどう感じましたか。
 「頭を使ってバスケットをしていてパスの狙いどころが、そこ出すんだみたいな会場がどよめくプレーが多く出ると自分たちの雰囲気も良くなるので、高校とは違った試合の雰囲気になっていると思います」

杉山
――リーグ戦を通して個人的に成長したことは何ですか。
 「リーグ戦の1巡目では、自分がボールを受けてもリングに向かえないことがあって得点に絡めないことが多かったのですが、同期をはじめたくさんの仲間に声をかけてもらってから積極的にリングに向かったり、リバウンドや泥臭いところでチームに貢献できるようになったのは一つの収穫です」

――六大学での目標を教えてください。
 「明治らしくというのをとても意識していて、明るく楽しくでもコート内ではやることをやって盛り上がりつつ、しっかりやり切れるようにしていきたいです」

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