早大に辛勝 守備面で課題残す/エイワ杯関東大学リーグ戦
先週の中大戦で今年度初めてレギュレーションタイムで敗戦を喫した明大。エイワ杯関東大学リーグ戦(秋リーグ)のセカンドリーグ4試合目を迎えた。この日は早大を相手に5得点し勝利を収めるも、第3Pのみで3失点を許すなど、守備面で課題の残る試合となった。
◆9・6~11・30 エイワ杯関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼11・3 対早大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
◯明大5{2―0、1―0、2―3}3早大
先日の中大戦では得点力に苦しんだが、この試合は序盤から積極的な攻めを見せ、相手陣地での攻防が続いた。試合が動いたのは開始6分59秒。相手のパスミスからパックを奪うと、ゴール前でFW香田龍冴(文2=白樺学園)からパスを受けたFW小桑潤矢(営2=埼玉栄)が先制点を決める。「今日から新しいセットということもあり、色々試していたが、点を決めることができて良かった」と、この日から第3セットに入った小桑がすぐに結果を出した。続く14分51秒には、キルプレー明け直後のタイミングで、DF木戸仁哉(文2=白樺学園)が相手GKを翻弄(ほんろう)し、ゴール左上に技ありのシュートを決める。続く第2Pの11分52秒には、アタッキングゾーンでの壁際の攻防から、FW碇谷隼人(政経1=駒大苫小牧)が決めて3点目を獲得し、試合を有利に進めた。
しかし、最終第3Pはここまで無失点に抑えてきた守備陣が徐々に崩され始めた。「ファーストセットで失点してしまった」(小桑)と、開始54秒にディフェンスの穴をつかれ、失点を許す。直後にFW井口藍仁(商4=埼玉栄)がゴール左上を狙った技ありシュートを決めたものの、5分18秒に再び早大に得点を許し、2点差に迫られた。10分12秒にFW城野友咲(政経2=駒大苫小牧)がゴールを決め、再び早大を突き放すも、13分59秒には人数有利のパワープレーの中、相手に一人で持ち込まれたパックをGK工藤授(政経1=駒大苫小牧)が止め切ることができず、このピリオド3失点目。残り2分2秒の段階から仕掛けられた6人攻撃は全員で守り切り、勝利を収めたものの、守備陣に課題を残す結果となった。
セカンドリーグに入り、苦しい戦いとなっている明大。来週には、ファーストリーグで敗戦を喫した東洋大戦を控える。「しっかり今日の反省点を復習して、来週勝てるように頑張りたい」(小桑)。秋リーグ制覇に向け、正念場を迎えた。
[安田賢司]
試合後のコメント
DF村社海莉(文4=埼玉栄)主将
——今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「ダメでしたね。最初3対0で流れは良かったのですが、失点してそこからポンポン決められてしまいました。最後ちょっと敵にいけるかという雰囲気を出してしまったところも全部うちのミスからと思っていて、普段は絶対にやられないようなことが今日は見られました。4セット目が1点決めてくれたのは良かったと思います」
——次戦の意気込みをお願いします。
「中大と東洋大が今1位だと思いますが、自分たちが東洋大に勝つことができれば、3校が同率1位でファイナルに進めます。自分たちは崖っぷちですが、来週勝ち切って、絶対に同率1位で通過できるように頑張っていきたいと思います」
小桑
——最初は第3セットで出場しましたが、第3Pから第1セットに変わりました。
「自分が第1セットに入ったり、第3セット入ったりしているので、他の人たちも色々大変と思います。(今は)どのセットがいいのかというのを来週の東洋戦に向けて準備している段階です」
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