攻守で圧倒し流経大を下す/関東大学1部リーグ戦

2025.11.03

 今節はアウェーで流経大とのマッチアップ。前半から明大が立て続けに攻撃を仕掛け3得点。後半は流経大に攻め込まれるもゴールを許さず勝利を収めた。

 リーグ戦を通じて前半の得点力が課題の明大であったが今節は得点力不足を感じさせない試合運びを前半から見せる。7分、クロスからのこぼれ球をペナルティーエリア内でつなぐと最後は林がシュートをゴール突き刺し先制。続く20分には林が上げたクロスを川合がヘディングでボールをつなぎ、久保原がヘディングシュートを放つがボールはクロスバーに阻まれるも、そこに走り込んでいた小泉が押し込み追加点を奪う。「気持ちで押し込むっていうところで、こぼれ球に反応してやろうと思っていたので、そのこぼれ球に反応して押し込めてよかったなと思っている」(小泉)。その後も立て続けに攻める明大は31分に小泉がグランダーのクロスを中に蹴り込み久保原がスルーをしたところを待っていた大野が足を振り抜き3点目をもぎ取り前半を終える。「去年からも試合に絡んでいた中で、なかなか数字で結果を残せなかったので、そういった意味でも点を取って結果を出せたことは自分にとってもうれしい」(大野)。

(写真:パスを出す大野)

 サイドが変わり、後半は攻め込まれる展開となるがキャプテンマークを任せられている小澤を中心に守り抜く。「ディエンスラインを合わせるために自分がコーチングしないといけなかったので、そこは小澤さんと自分でしっかりとコーチングして、ディフェンスラインがしっかりそろっていてよかった」(小泉)。流経大は明大守備陣の背後を狙うボールを何度も蹴り込むが「相手の気持ちであったり、走る部分というベースの部分で、負けたら3ー0からでも逆転される可能性もあったので、全員でほんとに気持ちで走った」(小泉)という言葉通り「走」の面で相手を上回り失点を許さず試合を終えた。

(写真:ボールを運ぶ林)

 直近のリーグ戦ではなかなか連勝をすることができていない明大。リーグ戦は残すところ2節。リーグ戦優勝は逃したもののインカレ優勝に向け、紫紺の選手達は走り続ける。

[近藤陽紀]