甲南大相手に完封勝利/全日本学生選手権

2025.11.02

 全日本学生選手権(インカレ)2回戦では甲南大と対戦した。悪天候の中、前半から順調に得点を重ね、5-0で前半を終える。後半も明大の勢いは衰えることなく10得点を挙げ、危なげなく勝利した。

 試合の序盤から攻めの姿勢をみせ、第1Q開始4分PC(ペナルティーコーナー)からFW鈴木舞白(営3=天理)が先制点を奪う。さらに10分、MF児玉陽向(政経3=横田)がPCから得点。「PCを取ったときに、昨日よりはしっかり決めることができたのは良かった」(FB高橋澄世主将・商4=横田)。続く14分、巧みに相手のディフェンスをかいくぐり、MF吉田登以(商2=丹生)がシュートを決める。第2Q開始直後、甲南大がPCを獲得したが、堅いディフェンスにより得点を許さない。そして5分、FW齋藤偉颯(法4=今市)が得点し、リードを広げる。さらに13分、児玉がPS(ペナルティーストローク)を獲得し、チャンスをものにする。前半を5―0と大きくリードしながら折り返した。

 後半も明大の勢いは止まらない。第3Q5分、児玉がハットトリックを達成。「味方が取ってくれたので、あとは決めるだけだなと思った。練習通りに打つことができたのでよかった」(児玉)。さらに11分、鈴木キーパーの隙を狙い、鋭いシュートを決める。第4Q8分、FW安部成煌(営1=横田)が混戦の中から押し込み、得点。11分にFB徳岡隆治(商1=須知)、12分にFW樋口雄磨(政経4=須知)とさらなる得点を重ねる。終始明大のペースで10―0という大量得点で試合を終えた。

 次の対戦相手は強豪・立命館大。「明日は厳しい展開になることが予想されるが、しっかりチーム一丸となって全力で勝ちきりたいと思う」(高橋)と語るように、勢いを維持したまま、勝利をつかみ取ることができるか。

[君嶋亜美果]

試合後のコメント
高橋
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
 「今日は雨の中の試合で、夜も遅かったので選手たちはコンディションを整えるのが難しかったんですけど、そんな中でもしっかり点を積み重ねてしっかり勝利できたのは良かったと思います」

児玉
――個人として良かった点はどこですか。
 「個人としては、3得点を挙げ、アシストも何個か取れたと思うので、得点に絡めたことは良かったかなと思います」