阪大に大差で勝利 強さを見せ初戦を突破/全日本学生選手権

2025.11.01

 全日本学生選手権(インカレ)が開幕した。明大は前半から勢いを見せ4得点で前半を折り返す。後半には5得点を記録し9-0で試合を終えた。終始主導権を握り続け初戦を突破し次戦に向け弾みをつける結果となった。

 試合は明大の得点から始まる。第1Q2分、敵陣に入るとパスを受けた吉田登以(商3=丹生)がスティックを振りぬき先制点を奪う。続く3分にも安部成煌(営1=横田)が追加点を決め幸先よく試合を始めた。その後は攻めの姿勢を見せるも相手の好守備に阻まれ得点を奪えず第2Qに入る。「初戦ということもあり入りが固かったので決め切れなかった」(FB高橋澄世主将・商4=横田)第2Qでは10分にいい位置でパスを受けた鈴木舞白(営3=今市)がゴールを決める。そして試合終了間際には自陣からカウンターの形をつくると、宮川直輝(文1=丹生)が仕留め切り4-0で前半を終えた。

 後半も明大の猛攻は止まらない。「ハーフタイムにセカンド入ること、トーナメントは勝てばいいのでそこは肩の力を抜いていこうという話をした」(高橋)。第3Q4分、上手くパスを回しながら相手ゴールまで攻め上がる。最後は長嶋煌芽(法1=飯能)がゴールを奪った。続く6分にはPC(ペナルティーコーナー)を獲得。これを徳岡隆治(商1=須知)が沈め追加点を挙げる。さらに7分にも相手の敵陣深くまで侵入。シュートを1度防がれるもこぼれ球に反応した島田慶次郎(理工4=小国)がゴールを決めた。第4Q8分には児玉陽向(政経3=横田)がパスを受けると同時に相手を1枚はがすとそのままドリブルで前へ。そのまま敵に捕まらずにシュートを打ちゴールを奪った。そして10分では小林育斗(法3=岐阜総合)の前線へのロングパスを鈴木が受け一気にゴールに迫ると折り返しのパスを受けた長嶋が追加点を決めた。その後も相手に主導権を握らせず9-0で試合を終えた。

 インカレ初戦の今試合、9得点と大量得点を見せ勝利を収めた。しかしPCを決め切れないなど反省点も残った。「決められる場面をなかなか決められなかったので、しっかり2日目で修正していきたい」(高橋)。今試合で出た反省を生かしトーナメントを走り切ってほしい。

[虻川隼人]

試合後のコメント
高橋
——守備面を振り返っていかがですか。
 
「前から行って、相手の高い位置でボールを取ってシュートまで持っていくというところを意識して、なるべく相手の陣地でボールを取り切ろうという意識でやっていました」