開始早々期待のルーキー国定（政経１）がトライを挙げ、観衆を沸かせた。しかし、その後雨によるハンドリングミスが目立ち、ノックオンを連発。山口（政経４）が２トライを挙げる活躍をみせるも、得点が思うように伸びず、５点差をつけて前半を折り返した。

タックルを受けつつも
前に出る姿勢が見えた

　後半はメンバーの入れ替えによりリズムが徐々に生まれ、前半に比べると安定した内容となり、相手を突き離すことに成功した。
　シーズン開始まもない時期で課題も多く見付かっただろう。今回の試合では１年生が多く起用され、コミュニケーション不足によるミスも目立った。しかしこれから経験を積んでいくことによって克服できるだろう。
　「今日のメンバーは実力で選出した」（吉田監督）の言葉通り、今回Ａチームに１年生６人が選出されるなど、学年関係なくチーム内の競争が激しい今年のラグビー部。これからも白熱したチーム内競争、そして多くの練習試合やオープン戦を重ねることによってより進化したラグビーを見せてほしい。

～試合後のコメント～
吉田監督
「今日は雨で滑りやすいということもあってハンドリングエラーが多すぎて、継続した攻撃ができなかった。今回のようなキックゲームでは、特にバック３にこのような初歩的ミスが出てしまうといけない。雨だと普段より展開のタイミングが遅れるので、接点までのスペースがなくなってしまう。雨の対策などはしっかり説明したので、今はこのような経験を積んで成長させていくことが大切だ。プレイ中のコミュニケーションはまだまだ低い。しっかりとコーリングとヒアリングをして情報を伝えなければならない。今日のメンバーは実力で選出した。今後も学年関係なく実力で選んでいく」。