3部門制し、関東OB杯受賞!/第46回関東学生大会

1999.01.01
 関東の拳士が武道館に集い行われた関東インカレ。今大会では、大会テーマに「躍進」を掲げ、日頃の修練の成果を競い合った。

 本学は、最優秀賞を3部門で獲得、さらに優秀賞、優良賞、敢闘賞、優秀拳士賞(運用法)をそれぞれ1部門で獲得し、計7部門での入賞となった。この結果に加え拳法の内容などが総合的に評価され、関東OB杯が授与された。関東OB杯が授与されたのは、25年ぶりの快挙である。

 快挙達成の原動力となったのは1年生だ。富山は男子二段の部で2学年上の上岡と組み、レベルの高い部門の中で優秀賞を受賞。新井・宮嶋組は男子初段の部でルーキーとは思えない迫力のある演武を披露し最優秀賞に輝いた。また、新井は男子運用法の部にも出場。圧倒的な実力を見せ優秀拳士賞を受賞し、その才能をいかんなく発揮した。

 また、2年生の活躍も目立った。男子段外の部に出場した川島・須々木組は昨年の全日本インカレに続き最優秀賞を獲得。大会前「練習量が少なくて不安」(川島)との声も上がっていたが、本番ではそれを感じさせない堂々とした力強い演武を披露した。男女段外の部に出場した中西・平塚組は、「本戦をのびのびできた」(中西)「やり切った」(平塚)との言葉通り、自分たちの実力を発揮し見後最優秀賞に輝いた。
 
 3・4年生は、段位が高い部門で争っているため、入賞するのは容易なことではない。多くの拳士が本選に出場したが、武藤、上岡以外の拳士は惜しくも入賞には届かなかった。これから3・4年生が入賞することで、総合優勝への距離がぐっと縮まるであろう。

 25年ぶりに関東OB杯獲得という快挙を成し遂げ、幕を閉じた今大会。このことが示すのは本学少林寺拳法部の「躍進」である。