決勝トーナメントに向け最終調整/強化合宿
選手の顔からはまざまざと疲れが見てとれた。故障者も出ている。しかしそれぞれが生き生きとしていて、何よりも楽しそうだった。
3日間の強化合宿。35分の試合を6本連続でこなし、走り込みも行う。朝の練習がメインである通常とは全く違う練習内容。「準決勝まであと2週間ある。ここで追い込みをかけたい」(遠藤主将・政経4)。久々にホッケー漬けの日々を送った。
手ごたえはつかんだ。優勝常連校である法大と試合を重ね、結果は勝つか引き分け。良いときは3-0で大勝した。近年勝ち星を挙げることができなかった相手で、今季も初戦で負けている。喜びも一塩だ。
また飯能市ホッケークラブなど、日本リーグ出場チームとも対戦。負けはしたものの、レベルの高いプレーに触れ経験を積んだ。「トラップや正確性など差があった。しかしいい試合をしていたし、選手には刺激になったと思う」(小池コーチ)。
練習試合を重ねたことで、試合慣れをすることができた。ゲームの組み立て方など実際に試合をした方が分かりやすいだろう。特に加入したての1年生には大きい。「まだ遠慮している部分がある。場数を踏んで、みんなの癖とか早くつかんでほしい」(遠藤主将)。下級生が経験を積んだことで、さらに層が厚くなりそうだ。
4年生の意識も高まってきている。「藤波(理工4)など、4年生に積極性が出てきた。心強い」(小池コーチ)。上級生が声を出すことで、チームの雰囲気も良くなるだろう。
「キツい中で、みんなで声出してやって…チームワークというか結束力が強まった気がする。もう優勝しかない!」と最後に笑顔で語った遠藤主将。準決勝が楽しみだ。
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