1部の慶大と同点/サラダリーグ

 昨日京王電鉄杯で敗れた慶大。1部校相手に終始接戦に持ち込み、同点に終わった。

 前試合の国士大戦よりも「みんな気持ちが入っていた」(田村・政経2)、「バランスよく攻めていけた」(金丸(英)主将・商4)と、スタートから攻守ともに力強いプレーが見られた。金丸(英)主将、佐藤(法2)のアシストで川崎(政経4)が3Pシュート。ディフェンスでは駒水(政経3)が岩下(慶大)から3秒オーバータイムを取り、また金丸(英)主将が慶大のエース小林(慶大)に対し好ディフェンスでシュートをさせない。金丸(英)主将は1対1でロールからのシュート、ミドルシュートと積極的に攻め、チームをけん引した。

 ロースコアにもつれこんだ第2クォーター。本学は佐藤、若林(商3)のボールチェックが目立つ。一方の慶大もディフェンスがよく、インサイドでは競り合いが激しくなった。また、田村がフェイクで相手を振ってゴール下に突っ込み、ファウルを誘う。フリースローを確実に決め、活躍した。

 明大の得点が量産された第3クォーター。金丸(晃・政経3)のカットイン、3Pシュート、インサイドの1対1と華やかなプレーで得点を稼ぐ。「京王杯のときはリズムがぐしゃぐしゃで、単発で終わっていた。(今日の)慶應とは、インサイドではカットで空いた分、1対1ができていい感じだった」(金丸・晃)と、チームはいい流れに。また、川崎の連続3Pシュートで残り15秒のときには1ゴール差に詰め寄った。ラストは金丸(晃)のシュートで57-58で第3クォーターを終えた。

 何とか逆転したい第4クォーター。本学はファウルが重んだ。川崎がシュートに反応して3ファウル目を犯し、駒水はゴール下で岩下(慶大)に4ファウル目を犯した。ラスト15秒、金丸(英)主将がディフェンスファウルを取られ、5ファウルでコートを去った。残り10秒、慶大ボール。「昨日の借りを返すではないけど、勝ちにこだわった」と、岩澤(政経4)のカットで相手にシュートさせず、74-74の同点で1部の慶大と引き分けに終わった。

 連日ダブルヘッダーをこなす選手たち。「きつい。春だけなのでプラスに考えて、1試合で2試合分のエネルギーを出せるように」と、金丸(英)主将。また新チームについて池田S&Cコーチは「疲れがある。1部のチーム相手のぶつかり合いで、課題が見えた」と話、収穫があった。最終日の明日に向けて「関学は関東トーナメントであたるかもしれないので気が抜けない」(岩澤)、「今日と同じように自分が中心になってやっていきたい」(金丸・晃)と、気合は十分だ。サラダリーグ最終戦、今日のような調子でプレーしてほしい。