接戦をものにし、価値ある2勝を挙げる!

 東京経大・東京農大と2試合行った明大。「東京経大は大きくないが、がむしゃらにバスケを頑張るチーム。東京農大は、個人の能力が高く、当たりが強いチームだった。タイプの違うチームと対戦ができていい経験になった」(土屋・営3)。土屋の言葉通り、この2チームとの対戦で勝ち星を挙げることができ、大きな収穫となった。

 東京経大戦、試合を優位に進めるものの、なかなか点差を広げることができない明大だった。「東経大戦は、ディフェンスをしっかりできたから良かった」(外塚・営4)。しかし、外塚の言葉通り、堅実なディフェンスと宮川(営2)、松林(政経3)らのシュートで得点を重ね、相手の反撃に対抗し逆転を許さなかった。全体的に我慢のバスケを強いられたが、実力の違いを見せつけ、勝利を挙げた。

 東京農大戦、前半は相手にリードを許す展開で、苦戦。明大はなかなかペースを握ることができなかった。「相手のシュートが入って、インサイドを守り切れなかった。後半はその反省を活かして修正できたから攻撃もリズムに乗れた」(渡邉・商3)。しかし、後半に入ると、ディフェンス面もセンターに対するダブルチームでゴール下を抑え、相手のセカンドチャンスを見事に封じることに成功。また、果敢に1対1を狙い、相手ディフェンスのファールを誘うルーキー上野(政経1)の投入で攻撃にも勢いが増した。さらに、上級生渡邉の連続3Pシュートや森本の(政経3)1対1で逆転に成功すると、東京農大を一気に突き放した。

 今日の試合、接戦の中で選手たちがコミュニケーションを取り合い、上手く修正しながらゲームを展開している姿が印象的だった。今日の2勝は選手たちにとって自信となっただろう。