競り合いに敗れ全敗フィニッシュ 入替戦へ/関東大学女子2部リーグAブロック
今季最終戦である共栄大との一戦は競り合いとなった。一時5点リードと今季初勝利が見えてくるも残り41秒で逆転され惜敗し、リーグ戦を終えた。
◆8・30〜10・26 第75回関東大学2部リーグAブロック(日女体大他)
▼10・26 対共栄大戦(共栄大)
明大69{22-23、15-15、19-15、13-18}71共栄大◯
スターターは、PG萩原加奈(文3=浜松開誠館)、SF神山南帆主将(文4=白鷗大足利)、SF藤井花(商1=日本航空)、SF尾花優心(政経2=下妻第一)、CF後藤葉の佳(理工4=鵠沼)。
いまだ勝ちのない中で迎えた共栄大との今リーグ最終戦。前日の日女体大戦で課題となった試合開始直後は、相手留学生に対しなすすべなく点数を重ねられてしまう。しかし途中から投入された杉山実子(文1=浜松開誠館)が体を張ったディフェンスで留学生の動きを封じ勢いを取り戻すと「リバウンドとルーズボール(を取る)という泥臭いところをやる」(杉山)という目標通り、神山や杉山が取ったリバウンドからの得点が増え、徐々に明大ペースの試合になっていった。また第2Qにはミスが連続するも守り切り、第2Q終了時点で1点ビハインドと一進一退の攻防が続く。
「一人一人がボールを持ったらリングアタックをする」(神山)という意識の元臨んだ第3Q。相手ディフェンスのプレスが強くなり攻めづらい時間が続くも、3Pシュートも織り交ぜディフェンスを崩し、第3Q終盤には藤井がバスケットカウントを決め切り逆転。一時5点リードと今リーグ戦初勝利が見えてきた。しかし第4Q中盤にシュートが決まらず、共栄大ペースになってしまう。試合時間残り40秒で逆転されるとラストプレーで得点を決められず、69―71で競り負けた。
今リーグ戦白星を挙げることなく終わってしまった明大。しかし「接戦まで持っていけるようになっているということは大きな進歩だと思う」(神山)と前向きに振り返った。次週行われる関東学大との入替戦に勝利し、2部Aリーグ残留となるか。
[尼子雄一]
試合後のコメント
杉山
――1巡目よりも守りが堅くなったように思えましたが、意識されていることはありますか。
「留学生のところを体当てて抑えるのはもちろんですけれど、周りもプレッシャーかけて簡単にいいパスを出させないように頑張ってくれたから、個々で守るのではなくて、留学生がいたとしてもチームで守りきるというのができていたなと思います」
――リーグ戦を振り返っていかがですか。
「初めてのリーグ戦の中でたくさん経験させてもらいましたし、成長させてもらいましたが、それを勝利という形で上級生に返せなかったというのが悔しいところです。まだ入替戦があるのでそこを勝ち切って来年度につなげていけたらなと思います」
神山
――第4Qの接戦を振り返っていかがですか。
「4ピリの中盤あたりに一切点数が入らなかったと思います。その時にタイムアウトとかとって、しっかり自分たちが1本何をやらなくちゃいけないのかを話し合って、その中盤の時点で(相手の)流れを切れたら良かったのかなと思います」
――入替戦の意気込みを教えてください。
「そこはもう慣れている部分があるので、しっかり自分たちがアウェイにならないで。リングアタックもそうですけど、自分達から流れをつくる動きをできたらいいなと思います」
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