一橋大を圧倒! 11得点を決め大差で勝利/関東学生秋季1部リーグ戦

2025.10.26

 全日本学生選手権大会(インカレ)を控えた今試合は一橋大との対戦となった。試合は序盤から流れをつかんだ明大が攻めの姿勢を見せる。得点を決め続け6-0で前半を折り返すと、後半も攻めの手を緩めることなく5点を追加し11―0で試合を終えた。

 序盤から明大のペースで試合は進む。第1Q2分、PS(ペナルティーストローク)を獲得すると、MF児玉陽向(政経3=横田)がこれを沈めて先制に成功する。続く5分にもPC(ペナルティーコーナー)からFW齋藤偉颯(法4=今市)が得点をあげた。さらに6分にはMF吉田登以(商2=丹生)が相手の密集をドリブルで突破、そのままスティックを振りぬきゴールを決める。第1Q終了間際にも児玉が得点を追加し、大きく相手を離して第2Qに入った。第2Qは7分にPSの獲得から児玉がゴールを決めハットトリックを達成する。さらに15分にはPKからチャンスをつくる。シュートはキーパーに防がれるも、FW竹邊優希(文2=伊万里実業)がこぼれ球に反応しネットをゆらした。第2Qも第1Qと同様に多くのチャンスをつくり、明大が主導権をにぎり続け前半を6―0で終えた。

 後半も明大が攻め立てる展開が続く。第3Q3分、高い位置で相手のボールを奪いカウンターの形をつくると、最後はFW平尾龍太郎(法1=天理)がゴールを決めた。「自分たちのプレスの形というのが、高い位置で取り切って点につなげるというものをやっていたので、それが実行できたのは良い点だった」(FB高橋澄世主将・商4=横田)。さらに7分にもFB長嶋煌芽(法1=飯能)が追加点を決める。そして第3Q終了間際の14分にはMF武田元希(文4=八頭)が大きく裏に抜け出し相手ゴールに迫ると、FW鈴木舞白(営3=天理)がチャンスを生かし切り得点を挙げた。第4Qは7分にPCを獲得。シュートをはじかれてしまうが、児玉の鋭いパスから鈴木がゴール。その後も明大は手を緩めずに攻めの姿勢を見せる。しかし、相手の好守備もあり得点が奪えない時間が続く。だが、試合終了目前の15分にMF樋口雄磨(政経4=須知)が得点を奪い、11―0の大量得点で試合を終えた。

 インカレ前の最後の公式戦となった今試合、11の大量得点だけでなく相手を完封して試合を終えることができた。新井健史監督は「今日はたくさん点が取れた。出だしからいいテンポで得点を重ねられて次に試合繋がる試合になった」(新井監督)と話す。一方、相手の好守備に阻まれチャンスを生かしきれなかった場面については「まだ決定的なチャンスも何本もあった。もしかしたらまだまだ点数取れたかもしれないが、次の試合に取っておく」(新井監督)と振り返った。圧倒的な強さを見せたもののまだ進化の余地を残している明大、さらなる進化を遂げインカレ王者になることに期待したい。

[虻川隼人]

試合後のコメント
新井監督
――インカレに向けてのコメントをお願いします。
 「インカレになると強豪ぞろいですが、目標は優勝に置いているので、これからコンディション調整をしながらトップまで行きたいと思います」

高橋
――試合全体振り返ってみてはいかがですか。
 
「最初から自分たちのペースで試合を進めることができました。各クォーターに大量得点取ることができて、自分たちでコントロールするように試合を展開できたかなと思います」―