中大相手に敗戦    次戦に向けまい進し続ける/エイワ杯関東大学リーグ戦

 明大は、エイワ杯関東大学リーグ戦(秋リーグ)のセカンドリーグ3戦目で中大との試合に臨んだ。激しい球際に苦戦し、パワープレーの状況でも得点につなげられず敗戦した。

◆9・6~11・30 エイワ杯関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼10・26 対中大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
明大2{1―2、1―1、0―2}5中大〇

 中大はこの試合が主将・FW角丸陸斗と主力GK川合温大の復帰戦となり、立ち上がりから激しいぶつかり合いとなった。第1P3分半にフリーの状態でFW花田匠(政経4=駒大苫小牧)がパックをもらい、シュートを放つも相手キーパーの好セーブもあり、チャンスをものにできなかった。その後約10分間は両チーム、パック奪取するも得点までつながらないプレーが続く。拮抗(きっこう)した試合の主導権を握ったのは中大だった。12分にGK亀田翔(法3=釧路江南)が前に出て、完全に空いたところを決められ先制点を許すとその後もキルプレーの状況で2点目を追加された。中大の勢い止めたい明大は、16分46秒にFW渡邉力輝(商3=埼玉栄)がゴール際で押し込み1得点目をあげる。

 1点ビハインドで迎えた第2P。早く同点に追いつきたい明大であったが、こぼれたパックをフリーの状態で運ばれ、ゴールを許し、またもや点差が開いてしまう。反撃したい明大は、第2P残り3分間近に数的有利のパワープレーでDF福田琉太(営4=白樺学園)のパスを受けたFW井口藍仁(商4=埼玉栄)がブルーラインから冷静に突破口を見極め、一人でパックを運び、倒れ込みながらのゴール。2得点目をあげ、チームを勢いづけた。しかし、その後は中大の好守もあり、チャンスを作るも得点につなげることができないままこのピリオドを終える。

 逆転を試みる第3Pは、開始4分半にキルプレーで失点を許すと、勢いそのままの中大にもう1点追加される。その後、明大はパワープレーを迎えるも中大の壁に阻まれ、無得点のまま試合を終えた。

 ファーストリーグでは、中大相手に勝利したもののこの試合は終始、明大が追う展開となり、敗戦した。「全体的にみんな足が動いていなかった」(井口)と振り返る。今回の経験を踏まえ、更なる強さを武器に戦う明大アイスホッケー部に期待したい。

[吉澤真穂]

試合後のコメント
井口
——今日のゴールを振り返っていかがですか。
 「岸本(FW岸本航太・政経3=白樺学園)君や花田君が相手を引きつけてくれたので、自分が上手く決められたと思います」

渡邊
——今日の試合を振り返っていかがですか。
 「第1Pでの自分のゴールが第2Pにつながるいいプレーだと思っていたのですが、その後も第1、2セット目で得点できなかったことが敗因だと思います」

——次戦への意気込みをお願いします。
 「次戦はしっかり練習から決め切ることにフォーカスして頑張りたいと思います」