序盤の点差が響き日女体大に敗北/関東大学女子2部リーグAブロック
9月に開幕した秋季リーグ戦も残り2戦となった。開幕からここまでいまだ白星を挙げていない明大は、日女体大と2回目の対戦を迎えた。試合開始から相手ディフェンスのプレッシャーに押し負け、チームオフェンスの組立てに苦しむ。後半開始直後からボールムーブがスムーズになり点差を徐々に縮めるも、あと一歩のところで相手の攻撃を防げず19点差での敗北となった。
◆8・30〜10・26 第75回関東大学2部リーグAブロック(日女体大他)
▼10・25 対日女体大戦(共栄大)
明大53{6-19、13-18、18-17、16-18}72日女体大◯
スターターは、PG萩原加奈(文3=浜松開誠館)、SF神山南帆主将(文4=白鷗大足利)、SF藤井花(商1=日本航空)、SF尾花優心(政経2=下妻第一)、CF後藤葉の佳(理工4=鵠沼)。
「自分たちは気持ちをしっかり持って臨んだつもりでいたいたが、そのつもりで終わっていて、相手を波に乗らせてしまった」(後藤)。試合開始から苦戦を強いられた。相手のフィジカルディフェンスによりターンオーバーを連発し、思うようなチームオフェンスが展開できず一対一で得点を狙う時間帯が続く。ディフェンスではダブルチームでミスを誘ったり、オールコートプレスをかけ相手のオフェンスを崩すことができたものの、明大オフェンスは停滞し前半を18点ビハインドで終える。
「まだまだ巻き返せる点差だから諦めずにいこうと声をかけ合った」(後藤)と、挽回(ばんかい)を狙う後半。第3Q、明大はチームオフェンスで徐々に点を積み重ねていく。また今試合で前半当たっていなかった萩原のシュートが決まり始め、7-0のランで日女体大の背中をとらえる。しかし、第4Qになり抑えることができていた相手オフェンスが息を吹き返した。オフェンスリバウンドで優位に立たれ、攻撃のチャンスを与えてしまい、点差は19点に広がり試合が終了した。
リーグ戦は残り1戦。最後は明大らしいチームバスケットで勝利することができるか、要注目だ。
[平良有梨奈]
試合後のコメント
萩原
――今日はリバウンドで苦しみました。
「新チームが始まってからずっとリバウンドの部分が課題だったので、そこが今日も相手にやられてしまいました。修正しないといけないなと思います」
――ゾーンディフェンスを取り入れる場面も見られました。どういう指示を出されていましたか。
「先週あたりから、オールコートゾーンディフェンスをやろうという話になって、自分たちの気持ちの部分でも上がるのがゾーンだったので、そこで相手のミスを誘って自分たちの点につなげようという狙いでやっています」
後藤
――相手のフィジカルに押し負ける場面も見受けられました。
「私がボックスアウトをしてても上から飛び込んできたり、やはりそのインサイド同士の戦いは日女体大は特に強いなというのがあります。いつも自分たちが練習でやっている(体の)当たり方とは全然違うので、そこをもっと自分たちの練習でも強くやっていかないと、そういった上のチームとは戦えないなという印象があります」
――リーグ戦は残すところ1試合ですが、どのようなバスケットをしていきたいですか。
「私たち4年生は最後なので、自分自身も悔いなく終わりたいなと思いますし、自分のプレーでチームを引っ張っていきたいです。でもチームとしてはまだまだ足りない部分があって、今日一番課題だったリバウンドやルーズボールのところは入替戦でも重要になってくると思うのでそこは頑張っていきたいと思います。明日は本当に最後のリーグ戦にはなってしまうので勝ちたいです」
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