17―18で日体クラブに惜敗/東京都選手権
東京都選手権準決勝の相手は日体クラブ。一進一退の激しい攻防を繰り返し、点差をつけられそうな場面でも粘り強く同点に追いついた。第4Pでは一時勝ち越すも、残り12秒で点を決められ悔しい敗戦となった。
◆10・4~10・26 東京都選手権
▼10・25 対日体クラブ戦(東京アクアティックスセンター)
明大17{4ー6、4ー5、5ー2、4ー5}18日体クラブ○
最後まで手に汗握る試合展開だった。一時1ー5と日体クラブに主導権を握られるも、江尻泰成(営2=明大中野)の連続得点もあり4ー6で第1Pを終える。明大のペースを取り戻したい第2P、渡邊夢現(政経1=明大中野)の得点力が光り同点に追いついたが、日体クラブも素早い攻撃で流れを渡さず8ー11となかなか追いつくことができない。
第3Pでついに明大が真価を発揮した。濱口颯太郎(農2=明大中野)が点を決めると、そこから南泰成(法1=明大中野)、渡邊が続けて得点し同点。「プレスのディフェンスをして、そこからカウンターをいくというのはチームの決め事ではあったのでそこを意識して試合した」(渡邊)。観客席からは一つ一つのプレーに大きな歓声が上がった。これ以上点差をつけられたくない第4P、明大と日体クラブの気持ちがぶつかり合う。激しい点の取り合いが続き、試合終了が近づく中、点差は1点。観客も祈る中、残り29秒で澤原大雅(理工2=明大中野)が期待に応えるシュートを放ち同点に戻した。「チームにどうしても1点貢献したいという焦る気持ちはあったが、そこを抑えて冷静にシュートを決められたのは良かった」(澤原)。しかしそこで試合は終わらず、残り12秒でシュートを押し込まれそのまま追いつくことはできなかった。
初得点を決めた和田晃弥(営1=明大中野)、前試合も最多得点の渡邊を含め1年生も多く活躍する明大。「今日の反省を生かして、チーム全体で声を掛け合いながら確実に勝ち切る」と澤原は意気込んだ。次戦も総力戦で3位を勝ち取りたい。
[川村暖]
試合後のコメント
澤原
――本日の試合を振り返っていかがですか。
「序盤はチームとしてテンポをつかめず、思うように展開をつくれませんでしたが、後半からは自分たちのペースに持ち直し、失点を抑えつつ得点できた点は良かったと思います。個人としては、退水を取られないディフェンスを意識的に練習する必要があると感じました」
――来年度の展望をお願いします。
「個人としては、試合の流れを読んでチームの悪い流れを変えられるような、ゲームメーク力のある選手を目指したいです」
渡邊
――本日のペナルティスロー全体を振り返っていかがですか。
「打つ場所は決めていたので、そこに思いっきり打つだけでした」
――前回から多くの得点を決められていますが、新体制になってから心境の変化などありますか。
「自分が点を決めるサイドでもありますし、そこに責任があるというのは感じています」
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