リーグ戦準優勝!中大にフルセットで勝利/秋季関東大学1部リーグ戦
リーグ戦首位を守っていた明大だが、前節・早大戦に惜敗し2位へ転落した。優勝が懸かる最終戦は中大と対戦。フルセットの末に勝利を収めたが、早大にセット率で敗れ準優勝となった。
◆9・6~10・25 秋季関東大学1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス他)
▼10・25 対中大戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館)
〇明大3{22-25、25-15、25-27、25-23、15-8}2中大
【スターティングメンバー】(ローテーション順)
S近藤蘭丸主将(文4=東福岡)、OH荒井貴穂(法2=駿台学園)、MB山田美雄(政経4=東福岡)、OP黒澤孝太(政経4=明大中野)、OH佐々木駿(商4=土浦日大)、MB成村航希(政経2=東海大相模)、Li磯脇侑真(政経3=東福岡)
第1セットは成村のクイックや、山田のブロード攻撃がさえ、得点を重ねる。中盤まで拮抗(きっこう)した展開が続き、明大が先に20点台に乗ったものの中大の3連続ポイントが決め手になり、22-25で第1セットを落とした。「最初の入りを相手のローテーションに合わせて僕らも変えたが、それがはまらなくてサイドアウトを取れなかったのが1セット目を落とした原因」(近藤蘭)。第2セットは序盤から4連続ポイントでリードし、流れをつかむ。中盤も黒澤の強烈なスパイクで大量得点し21-11まで突き放すと、そのまま着実に点を重ね25-15で第2セットを奪った。
第3セットは中盤で選手を入れ替え奮闘する。三宅雄大(文2=駿台学園)がブロックアウトで得点し、さらにトスを上げる活躍を見せ18-20から同点に追いつく。先に24点目を取ったものの、デュースにもつれ込み25-27で粘れず第3セットを落とした。絶対に落とすことのできない第4セットは21点まで両校譲らず拮抗する。しかし、明大のブレークでリードし25-23でセットカウント2-2と勝敗を最終セットへ持ち込んだ。最終セットは明大の7連続ポイントで一気に差をつける。「最後に4年生みんなで頑張ろうと声を掛けてくれて、そこで自分も気合いが入った。今日はサーブで少し苦しんだが、最後の5セット目でサーブを(いい状態に)合わせられたのは良かった」(黒澤)。そのままリードを守り切り15-8でフルセットを制した。
1958年以来の優勝まであと一歩届かなかった明大。しかし「優勝も狙えたので悔しい気持ちもあるが、春より順位が上がったことは嬉しい」(磯脇)。と秋季リーグ戦を通しての成長も確かだ。次に狙うは全日本大学選手権(全カレ)優勝。念願の日本一へ向けて最後の戦いが始まる。
[岩本文乃]
試合後のコメント
近藤蘭
――全カレへの目標と意気込みを教えてください。
「全カレでは優勝という目標を掲げているので、それに向けて4年生を中心にやっていかないといけないと思います。秋リーグは早大戦しか負けてないんですけど、やっぱりその負けがすごく悔しかったので、もう二度とあの思いはしないように。また、歴代のキャプテンの方々が築き上げたこのチームで自分たちが優勝という形で恩返ししたいので、先輩方や応援してくださっている方々のためにも優勝したいです」
黒澤
――途中劣勢な場面もありましたが、勝ち切れた要因を教えてください。
「4年生で頑張ろうという気持ちをみんなが持っていて、4年生が中心となって下級生も盛り上がってくれたところだと思います」
佐々木
――秋季リーグ戦全体を振り返っていかがでしたか。
「フルセットで緊迫した試合が多かったんですけど、そこをしっかり最後勝ち切るチームをつくれたのが良かったです」
磯脇
――今日の試合で粘り勝てた要因を教えてください。
「サーブがよく走っていたことと、あとは4年生が本当に自分たち引っ張ってくれて、最後4年生のおかげで勝てたと思います」
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