安定感のあるプレーで順大、東海大を下し決勝進出を決める/日本選手権大会関東ブロック大会
日本選手権の出場を懸けて準々決勝で順大、準決勝で東海大と対戦。両試合を通じて攻守で安定感のあるプレーで勝利を収め、決勝進出を決めた。
◆10・25~26 日本選手権関東ブロック大会(中大多摩体育館)
▼10・25 対順大戦
◯明大43{21―13、22ー22}35順大
対東海大戦
◯明大42{26―16、16ー19}35東海大
関東学生秋季1部リーグ戦で勝利を収めた順大と準々決勝で対戦。試合開始早々、両チームのディフェンスが機能し、中々シュートが決まらない膠着状態が続いた。しかし、前半2分に近藤祐樹(農4=春日丘)の鋭いシュートで先制点をチームにもたらし、均衡を破る。前半5分、主力の栃尾佑(法3=北陸)が退場となり、思わぬ展開となった。これにより予定より早く投入された青砥直輝(商1=駿台甲府)がディフェンスの意表を突くポストへのパスや、華麗なドリブルでチームの攻撃に一層の勢いをもたらした。「周りを活かしながら自分でも点をとることが出来たので良かった」(青砥)。強固なディフェンスも光り、前半は8点のリードを奪い、優位な展開でハーフタイムを迎えた。後半に入ると前半の勢いから一転して、相手の速攻により一進一退の攻防の展開になる。ここでも近藤と青砥が攻撃の軸となり流れを渡さなかった。後半19分には序盤から調子の良かったGK坂本京介(営1=洛北)が相手の7メートルスローのセーブに成功。試合を通じて安定感のあるセービングを見せた。「フィールドプレーヤーと連携したキーピングが出来たので良かった」(坂本)。試合終盤には、栃尾がダメ押しのゴールを決め、8点差をつけて勝利した。
前の試合から3時間後に行われた準決勝は今年2戦2勝と相性の良い東海大と対戦。前半だけで10点のリードを奪い、試合の主導権を譲らなかった。最終的に42―35の快勝を収め、決勝に駒を進めた。チーム最多得点は7点近藤、2位タイで細野聖太(政経4=春日丘)と川原温想(法1=愛知)の6点だった。今日の決勝戦で埼玉クラブと対戦。「相手が社会人チームなので大学生とは違ったプレーが予想されるが、しっかりと対応して勝利したい」(青砥)。悲願の優勝に向けて躍進する明大に目が離せない。
[柏倉大輝]
試合後のコメント
青砥
――攻守で意識したことを教えてください。
「オフェンスでは高い確率でシュートが打てるように組み立てることを意識しました。ディフェンスではとりあえずハードワークすることを心がけました」
――気迫溢れるシュートが目立ちましたがその時の気持ちを教えてください。
「シュートを外してしまうと相手の速攻につながってしまうので絶対に決めてやるという気持ちで打ちました」
坂本
――好セーブが連発しましたがその時意識したことを教えてください。
「ディフェンスの枝を見て、キーピングすることを意識しました。合わなかった場合はディフェンスとしっかり話し合うことを毎回していました」
――決勝に向けて意気込みをお願いします。
「決勝に勝てば本戦に出場でき、4年生とより長くプレーできるので必ず勝利をつかみたいと思います」
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