手繰り寄せた逆転勝利 接戦をモノに/関東大学1部リーグ戦

 6位争いが熾烈(しれつ)を極める中、明大は日大と激突。序盤はリードしたものの中盤では相手に流れを奪われ追いかける展開に。それでも明大が意地を見せ終盤に追いつくとオーバータイムでも粘りを見せ、1点差で勝利した。

◆8・27~11・2 第101回関東大学1部リーグ戦(白鷗大大行寺キャンパス他)
▼10・25 対日大戦(白鷗大大行寺キャンパス)
○明大76{15-14、16-20、15-18、22-16、8-7}75日大

 スターターはPG湧川裕斗(政経1=福岡大大濠)、PG森田稀羅(営3=北陸学院)SF武藤俊太朗(政経3=開志国際)、PF鬼澤伸太朗(国際3=福岡大大濠)、PF塚田大聖(政経3=土浦日大)。

 立ち上がりは互いにミスが目立ち、一進一退の攻防となった。今季リーグ戦でオフェンスリバウンド獲得数では互角の明大と日大だったが、今試合では塚田、石川晃希(営2=宇都宮工業)らビッグマンがディフェンスリバウンドで躍動。日大の攻撃を封じる。それでもオフェンスリバウンドの奪取やブロックショットに苦しみ、攻撃でなかなかチャンスを作り出すことができない。

 第2Q以降は日大の猛攻に苦しんだ。ペイントエリアへの侵入を許し、ゴール下での失点が増加。明大は湧川や針間大知(情コミ4=福岡大大濠)の3Pシュートで応戦するもなかなか差を縮めることができない。

 追い込まれた第4Q、チームを救ったのは針間だった。残り17秒で一時勝ち越しとなる3Pシュートを放つ。惜しくも残り4秒で日大にフリースローを2本決められオーバータイムに突入した。オーバータイムではファールから相手にフリースローを許すも森田が勝ち越しシュートを放つ。最後は自陣ゴール下での争いとなるもこれをしのぎ、1巡目と同様、1点差で辛くも勝利した。

 リーグ戦は残り3試合。インカレシード権獲得に向けて負けられない戦いが続く。次戦は首位を走る早大。3Pシュートの成功率やフリースローの成功率では他大学の追随を許さない。「とにかく徹底して守れるか」(塚田)。チーム一丸となって挑む次戦は、インカレへの大きな分岐点となる。

[川瀬吾一]

試合後のコメント
塚田
――スターターが3年生以下中心になってきましたがいかがですか。
 「出たからにはやるしかないという感じですね」

――次戦は早大戦ですがどのように臨みますか。
 「強いですね。とにかく一対一をやるチームなので、徹底して守れるかという感じだと思います」

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