紫紺の精神よみがえる!東国大を制し白星を飾る/関東大学一部リーグ戦

2025.10.26

 リーグ最終ホーム戦は東国大との対戦となった。前半は相手の激しい攻撃を守り抜き、無失点のまま後半に突入。徐々に勢いをつけた明大は、2得点を挙げ、2―0で勝利をつかみとった。

 雨に降られながら、試合開始のホイッスルが響いた。敗北が続いたあとの今節は、明大にとって絶対に負けられない戦いだ。前半は「勢いのあるチーム」(真鍋)であった東国大に押される形となったが、チームが一丸となり、失点を防ぐ。「チームのために引っ張ると常に思いながら試合に臨んだ」と語った小澤は、ケガで欠場した島野怜(法4=仙台育英)の代わりにキャプテンマークを巻いて出場し、見事なディフェンス力でチームに貢献。無失点のまま前半を終えた。

(写真:試合中の小澤)

 立て直しを図る明大は後半52分、シュートからこぼれた球を真鍋が押し込み、先制点を奪った。「チームを勝たせることが自分の仕事だと思っているので、どんな形でも点を取り続けたい」(真鍋)。試合の流れは少しずつ明大に傾いていき、後半中盤には三品と真鍋がゴールを脅かす姿も見られた。点にはつながらなかったものの、これがチームにさらに火をつける。試合終盤にさしかかった88分、三品のCKを受けた小澤がゴールに飛び込み、ヘディングで得点を決める。2-0で試合が終わり、八幡山グラウンドは歓喜に包まれた。

(写真:シュートを決める真鍋)

 「1試合1試合勝つしかない」(小澤)。リーグ戦も残るは4試合。まずは全日本大学サッカー選手権への切符を獲得するために粘り強く戦い、勝ちにこだわり続ける必要があるだろう。紫紺の勇者たちの剣は勝利の女神を振り向かせられるか。

[小松蕗由]