佐々木が転倒 1500メートルでV逃す 黒沢はジュニア部門で自己ベスト更新/全日本距離別選手権
全日本距離別選手権2日目が開催され、ルーキーの黒澤慎吾(法1=野沢北)と日下賢将(政経1=帯広三条)が男子1500メートル(ジュニア部門)で善戦した。男子1500メートルに出場した佐々木翔夢(政経2=小海)は転倒し失格。優勝を逃した。
◆10・24~26 全日本距離別選手権(エムウェーブ)
▼男子1500メートル
佐々木――DQ
▼男子1500メートル(ジュニア部門)
黒澤――5位、1分52秒26 PB
日下――8位、1分53秒14
男子1500メートルに佐々木が出場した。「昨シーズンを経て、選手に応じてレース展開を考えないといけないと思った。小島良太選手(エムウェーブ)は最初が速いので、キープして最後を抜かす作戦だった」(佐々木)。作戦通り序盤は落ち着いたレースを展開し、後半にかけて追い上げた。しかし、残り300メートルの地点で小島を抜かそうとしたところ、接触し転倒。優勝圏内の1分45秒台を狙える展開だったものの、失格でレースを終えた。
男子1500メートル(ジュニア部門)には、黒澤と日下が出場。黒澤は前半から積極的にレースを進め、700メートル時点で全体3位と好位置につけた。表彰台は逃したものの、自己ベストを更新する健闘を見せた。日下は1分53秒14を記録し8位でフィニッシュ。前回大会では高校生として出場し、1分51秒33という成績を残しただけに悔しさを見せた。「タイム的には納得できるものではなかったが、今ある自分の力は出し切った」と振り返り、次戦へ気持ちを切り替えた。
大会最終日は、佐々木、黒澤、日下が計3種目に出場する。黒澤は「ジュニアの日本代表になるために頑張っている。今は代表から少し遠いが、食らいついていきたい。どうにか順位を上げたい」と巻き返しを誓う。また、佐々木も「明日は優勝するので、応援よろしくお願いします」と話し、マススタート連覇に向けて決意を示した。
[武田隼輔]
試合後のコメント
佐々木
――レース序盤、小島選手に大きく離されました。焦りはありましたか。
「最初がとても速い選手なので、最後に疲れるというのは今までのレースを見ていて分かっていました。そこで抜かすという作戦だったので、そんなに焦りはなかったです」
日下
――得意種目を教えてください。
「昨年度は3000メートルで日本代表に選ばれました。3000メートルが本種目になってくると思うので、そこを頑張っていきたいです」
――3000メートルと1500メートルの違いは何ですか。
「1500メートルはトップスピードが大事ですが、3000メートルはいかにタイラップで刻めるかという耐久力が大事になります」
黒澤
――明大に進学した理由を教えてください。
「高校時代は、大学でスケートを続けるか決めていませんでした。明大には地元の先輩も通っていて、尊敬する先輩なので、一緒の大学でスケートをしたいという思いが強くなりました。最終的には、コーチ陣とお話することができ入学を決めました。最初から明大に行きたいと思っていたわけではないですが、結果的にいい環境でスケートができて良かったです」
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