5点差で白鷗大に惜敗 立ち上がりの失点が痛手に/関東大学1部リーグ戦
今シーズン通して明大が未だ勝利を掴めていない相手・白鷗大。第1Qは相手に主導権を握られ、18点差をつけられてしまったが、第2Qからは攻守ともに持ち直し、第4Q開始時点では3点差まで詰め寄った。しかし、あと一歩及ばず敗北を喫した。
◆8・27~11・2 第101回関東大学1部リーグ戦(白鷗大大行寺キャンパス他)
▼10・18 対白鷗大戦(白鷗大大行寺キャンパス)
明大72{12-30、23-10、14-12、23-25}77白鷗大◯
スターターはPG湧川裕斗(政経1=福岡大大濠)、PG森田稀羅(営3=北陸学院)SF武藤俊太朗(政経3=開志国際)、PF鬼澤伸太朗(国際3=福岡大大濠)、PF塚田大聖(政経3=土浦日大)。
序盤は相手に主導権を握られる苦しい展開となった。第1Qでは相手の高確率な3Pシュートに苦しみ、また厳しいマンツーマンディフェンスを前にボールを失う場面が続く。攻守ともにリズムをつかめず、12-30と大きくリードを許した。
しかし第2Qに入ると、チームは持ち直す。湧川が「1ピリは受け身になってしまった。2ピリからは強気のディフェンスを心がけた」と語るように、積極的なディフェンスで相手のシュートを抑え、そこからの速攻で得点を重ねていった。武藤も「相手のディフェンスの強度に負けないようにした」と振り返り、流れを引き寄せるプレーを見せた。
第3Qでは、塚田が相手の激しいチェックを受けながらも、持ち前の高さとフィジカルを生かして得点するパターンが増えた。また「ノーマークがきちんとできていたので、みんなが3Pシュートを思い切って打てた」と武藤は語っていたが、その言葉通り、第3Q終盤に鬼澤が3Pシュートを決め、49-52と3点差まで迫る。あと1本が欲しい明大だったが、相手の好守にことごとくカウンターを阻まれ、3点差で最終Qを迎える。
迎えた最終第4Qは試合展開が一層早くなり、一進一退の攻防が続いたが、残り2分を切ったところで、明大はファウルによりフリースローを与えてしまう。これが決定打となり、結果として明大は72-77で惜しくも敗れた。
湧川は接戦で敗退したことについて「自分が大事なところでターンオーバーを出してしまった。また、ガードがどのシュートを選択するのかというところがまだまだできていなかった。今日の経験を活かして残りの試合で成長した部分を見せたい」と語る。千葉天斗主将(法4=明成)が不在の中、白鷗大という強豪と対峙するのは難しかったはずだが、数点差まで詰め寄ったのはチームとして収穫になったはずだ。今試合には2年の石川晃希(営2=宇都宮工業)も出場し、持ち前の高強度のディフェンスを見せた。下級生が難しい局面を経験するのは、明大の未来にとっての大きな財産となるはずだ。
[渡部遥人]
試合後のコメント
武藤
――試合を振り返っていかがですか。
「白鷗さんには今シーズン通して一勝もできていないので、いつもより力が入っていました」
――次の試合に向けて。
「まだ入替戦の可能性があるので、これからの試合しっかり戦っていきたいと思います」
湧川
――ハーフタイムを挟んで、後半はどのようなことを意識して試合に臨みましたか。
「気持ちの面で、相手の圧に負けないように、みんなでそこをフォーカスしていこうという話をしました」
――次の日大、1巡目は1点差でしたが、どのような試合展開持っていきたいとおもっていますか。
「次も今日みたいにタフな試合になると思うので、そこはしっかり今日の動画見返して、何がダメだったのかっていうのはしっかり、今日の経験を日大戦に生かせたらいいかなと思います」
関連記事
RELATED ENTRIES

