
連勝記録途絶えるも早大相手に大健闘/秋季関東大学1部リーグ戦
秋季リーグ9戦目は強豪・早大と対決。第2セットでは39-37と接戦を制しフルセットにもつれ込んだが、僅かに及ばず秋季リーグ戦初の黒星となった。
◆9・6~10・25 秋季関東大学1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス他)
▼10・19 早大戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館)
明大2{23-25、39-37、16-25、25-23、12-15}3早大〇
【スターティングメンバー】(ローテーション順)
S近藤蘭丸主将(文4=東福岡)、OH荒井貴穂(法2=駿台学園)、MB渡邉健(政経3=日本航空)、OP黒澤孝太(政経4=明大中野)、OH佐々木駿(商4=土浦日大)、MB成村航希(政経2=東海大相模)、Li磯脇侑真(政経3=東福岡)
第4、5セット
渡邉健⇄MB山田美雄(政経4=東福岡)
第1セットは序盤から成村がブロックで連続ポイントを奪う。リードしながらも、拮抗(きっこう)した展開となるが、中盤早大が1枚ブロックを決めそのまま流れをつかみ、逆転。23―25で第1セットを取られる。第2セットは、佐々木のレシーブがチームに勢いを与える。2枚替えで、近藤蘭、黒澤に代わって吉田竜也(政経3=駿台学園)、三宅雄大(文2=駿台学園)、が入り、徐々に流れが明大に向かっているように思われたが、どちらも1歩も譲らない戦いでデュースへもつれ込む。流れを変えたのは黒澤のノータッチエース。勢いに乗った黒澤が点数を重ね、39-37の大接戦を制した。「デュースでのセットを明治はいつも取り切れずに終わってしまうが、今回取り切れたのはすごく大きかった」(近藤蘭)。
第3セットも勢いに乗りたい明大だが、なかなか流れがつかめず、早大が順調に連続得点を重ね、16-25と大差でセットを奪われる。後がない4セット目はスタートから山田を起用。「攻撃面では調子が良かった」と振り返るように山田を中心に得点を重ね、4セット目を勝ち取り、フルセットへ。最終第5セットでは序盤から早大がブロックで点数を重ね、サーブのミスも相まって13―15で惜しくも勝利を逃した。「5セット目は序盤走らないといけないが、4セット目を取れたことで、気持ちを切らしていた部分があると思う」(荒井)。
秋季リーグ戦で残る試合は中大戦のみ。早大の結果次第では優勝も見据えることができる。「まだ来週優勝というチャンスは残っているので、中大さんもいいチームなので、しっかり自分たちのバレーをやって頑張りたい」(山田)。中大に勝利し、全日本大学選手権優勝への布石を打つことはできるのか。
[君嶋亜美果]
試合後のコメント
近藤蘭
――早大戦前にチームで話したことはありますか。
「チームでのミーティングはすごくしたんですけど、前田凌吾(早大)のトスワークとか、あとはスパイカーのコースとかをしっかり個人的に分析しました。あとはアナリストにデータとかを出してもらって分析して、ブロックをシステム的に後ろとの関係性もよくできていましたし、早稲田戦に向けてすごく準備してきました」
――勝ち切れなかった要因はどこにありますか。
「挙げたらきりがないんですけど、一言で言うと、やっぱり爪の甘さです。最後の5セット目スタートが走られてしまったり、終盤で追いつきそうなところで追いつけなかったり、3枚ブロックがきて打ち切れないというケースがあったりしたんですけど、練習からそれはやっていることであってやっぱりそこがまだまだ甘くてそれが試合に出てしまったと思います」
山田
――今までの早大戦との違いはありますか。
「優勝というのが見えていて、早稲田に勝てれば優勝で、一つ大きな目標だったので、みんなやる気もあって頑張ったんですけど、一歩及ばずという感じでした」
荒井
――反省点はありますか。
「悪かった点としては、自分に2段トスが上がってきた時にどうしても決めにいくか、リバウンドを取ってもう1回こっち(明大)で攻撃するかというところに迷いが出てしまっていたのが結構悪かったかなと思います」
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