
終盤の追い上げも及ばず 順大に惜敗/関東大学女子2部リーグAブロック
リーグ初勝利へ順大との一戦に臨んだ。前半はディフェンスにミスが目立ち、11点ビハインドを背負い試合を折り返す。後半に入ると攻守に磨きがかかり、徐々に点差を縮めていくもあと一歩届かず。敗北を喫し、リーグ戦最下位が確定した。
◆8・30~10・26 第75回関東大学2部リーグAブロック(日女体大他)
▼10・19 対順大戦(立大新座キャンパス)
明大68{16-21、16-22、11-8、25-20}71順大〇
スターターは、PG萩原加奈(文3=浜松開誠館)、SF神山南帆主将(文4=白鷗大足利)、SF藤井花(商1=日本航空)、F尾花優心(政経2=下妻第一)、CF後藤葉の佳(理工4=鵠沼)。
順大との前回対戦では試合中盤まで接戦に持ち込むもターンオーバーから突き放されただけに、ミスをどう減らしていくかがカギとなった今試合。序盤は両者ともにショットクロックギリギリまでパスを回し、着実に得点を重ねていく。第2Qに入ると「ディフェンスとの距離をうまくつくれて3Pシュートを打てた」と藤井の3Pシュートを含む連続得点で一進一退の攻防が続いた。しかしその後は「ミスマッチが起きたときに、中に入られてリバウンドを取られるケースが多かった」と、ディフェンスリバウンドを取れない場面が目立ち、相手のオフェンスを抑え切れなかった。11点のリードを許し、前半を終えた。
「相手オフェンスにスイッチされたときの対応と、ディフェンスリバウンドやルーズボールを頑張ろう」(藤井)と話し合い、同点そして逆転へ思いを一つに臨んだ後半。第3Qは両者のディフェンスが光り、得点に持ち込めない時間が長く続いた。第4Qでは「ブレイクから攻めることができて良さが出始めた」とリバウンドへ果敢に飛び込み、トランジションを早め果敢なオフェンスを仕掛けた。そして、オールコートディフェンスを展開しスティールに成功するなど流れは明大に。試合終了間際に神山の3Pシュートが突き刺さり、その差はわずか3点に。しかし、追い上げムードもここまで。無情にも試合終了を告げるブザーが響き、68―71で敗戦を喫した。この結果により2部リーグAブロック最下位が決まった。
2巡目では競り合う展開も目立ち始めている。特に今試合では約20点差をつけられた相手にあと一歩まで迫り、スピーディーなトランジションが功を奏した。この結果に藤井は「最後追い上げていけたのは自分たちに力がついてきている」とし「一戦一戦自分たちの持っている全てを出し切って頑張っていく」と残り2戦へ思いを語った。まずは1勝へ、希望の光がチームに照り始めた。
[早坂春佑]
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