
立ち上がりの失点が足かせに トンネル抜け出せず/関東大学女子2部リーグAブロック
リーグ戦今季初勝利を目指す明大だが留学生擁する高さのある江戸川大に苦戦。第1Qで背負ったビハインドをひっくり返すことができず、敗北となった。
◆8・30~10・26 第75回関東大学2部リーグAブロック(日女体大他)
▼10・18 対江戸川大戦(立大新座キャンパス)
明大82{18-32、23-22、19-22、22-24}100江戸川大〇
PG萩原加奈(文3=浜松開誠館)、SF神山南帆主将(文4=白鴎大足利)、SF藤井花(商1=日本航空)、F尾花優心(政経2=下妻第一)、CF後藤葉の佳(理工4=鵠沼)。
課題克服の糸口はいまだつかめない。ここまでの10試合で第1Qをリードして終えたのはわずか1試合。今試合もその課題どおり、立ち上がりで苦しい展開となった。結果的にこの序盤の失点が響き、敗北となった。
第2Qは「自分たちのプレスやディフェンスで相手のミスを誘えていた」(小幡明日奏・龍谷富山=理工1)と立て直しを見せた。前回の江戸川大戦では相手留学生1人に45得点を許し、対策が急務とされていたが「上では戦えないので、下で戦おうと思い、低い姿勢で押して相手を嫌がらせる」(後藤)と1巡目の反省を踏まえた強度の高いプレーを見せた。
しかし後半に入ると、第1Qに喫した大量失点が重くのしかかる。明大は萩原を中心に果敢に敵陣に切り込むも、あと一歩で流れをつかみ切れず点差を縮めることができない。試合終了まで粘りの攻撃を続けたが、追いつくことはできなかった。
これで11連敗。しかし選手たちは前を向き続ける。「自分たちが目標としていた、気持ちが見える部分は頑張ることができた」(後藤)とルーズボールやボックスアウトのようなプレーに対して自信をのぞかせた。泣いても笑ってもリーグ戦は残り3試合。最後には笑顔で締めくくりたい。
[川瀬吾一]
試合後のコメント
小幡
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「自分たちのやるべきことはやれていましたが、やはり最初の失点のところで止まってしまったことと、得点を取られすぎてしまったことが要因かなと思います」
――大学と高校の違いはどのように感じていますか。
「大学のバスケットボールは頭を使いますね。留学生や、自分より大きい選手が何人もいる中、技術面と頭を使う部分が大学のバスケの面白さだと思います」
後藤
――今日はプレーの中でスティールの場面が多くありましたが、意識していたことはありますか。
「留学生がメインだったので、留学生がどのタイミングで入ってくるかというのは予想がついていたので、パスコースを狙うということと、あとは自分たちが2巡目からやっているゾーンディフェンスですが、プレッシャーが結構効いていたので、そこに優先的にハードプレッシャーをかけていました」
――次戦の目標をお願いします。
「2部Aリーグで試合ができる、自分たち4年生としての最後の大会なので、1勝でも必ずできるように頑張りたいです。今日できたルーズボールや、リバウンド、ボックスアウトのような気持ちのところは絶対にどんなチームにも負けないように頑張りたいと思います」
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