ストレートで東海大を撃破し9連勝/秋季関東大学1部リーグ戦

2025.10.18

 8戦目・順大との対決は不戦勝となり、秋季リーグ戦を無傷のまま東海大と対決。第1セットは苦戦するも、3―0でストレート勝利を収めた。

9・6~1025 秋季関東大学1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス他)
▼1018 対東海大戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館)
〇明大3{262425222519}0東海大

【スターティングメンバー】(ローテーション順)
S近藤蘭丸主将(文4=東福岡)、OH荒井貴穂(法2=駿台学園)、MB渡邉健(政経3=日本航空)、OP黒澤孝太(政経4=明大中野)、OH佐々木駿(商4=土浦日大)、MB成村航希(政経2=東海大相模)、Li磯脇侑真(政経3=東福岡)

第2セット
成村航希MB山田美雄(政経4=東福岡)

  第1セット序盤から、黒澤がパワフルなスパイクで得点を重ねる。中盤から両校3連続ポイントの取り合いが続き、点差は開かずデュースにもつれ込む。明大が25点目を先制し、最後は渡邉が相手ブロックの壁を打ち抜き26―24で第1セットを勝ち取った。「第1セットは少し苦しい展開ではあったが、劣勢の場面でも我慢して逆転できたことがすごく大きい」(近藤蘭)。第2セットは中盤に、11―13と点差をつけられたタイミングでタイムアウトを要求する。その後、成村と山田が交代し、山田と黒澤のブロックポイントで同点に追い付く。4連続ポイントを奪うと、先に20点台に乗り、25―22で第2セットも奪った。

 第3セットは荒井のサービスエースからスタートし、勢いそのまま8―4まで点差を広げる。近藤大もピンチサーバーとして出場する活躍で、18―12まで突き放し、東海大はたまらず2回目のタイムアウトを取る。「攻撃やサーブの面では、ずっと全体的に良かった」(黒澤)と、その後も黒澤や荒井が得点源となり、試合の主導権を譲らない。最後は近藤蘭と山田のブロックでマッチポイントを奪い、25―19で勝利した。

 9連勝まで記録を伸ばしてきた明大。次戦・早大戦が秋季リーグ戦優勝への重要な試合になることは間違いない。「緊張感もあり、プレッシャーもある中で僕たちのプレーがどうできるかは、全カレ(全日本大学選手権)優勝を目指している上ですごく大事になる」(近藤蘭)。早大に大金星を挙げられるか。これまでの真価が問われる一戦が迫る。

[岩本文乃]

試合後のコメント
近藤蘭
――明日の試合の意気込みをお願いします。
 「連勝中で負けなしで来ているんですけど、やるしかないなというマインドです。王者でもないし挑戦者として臨むべきかなと思うので、受け身にならず、しっかり攻めの姿勢を見せた上で早大戦に臨んで勝ち切れるように。明日勝つことが全カレにつながってくるので今日の過ごし方を含めて頑張っていきたいです」

黒澤
――チームの雰囲気はいかがですか。
 「すごくいいと思うし、明日の早大戦に向けてみんな気合が入っていると思います」

近藤大
――久しぶりに試合に出場していかがでしたか。
 「点差があったので、気持ち的には楽にできましたが、納得のいくプレーをできたかと言われたら微妙な感じです」