無失点完封 ファーストリーグに続き好発進/エイワ杯関東大学リーグ戦

 エイワ杯関東大学リーグ戦(秋リーグ)のセカンドリーグは日大戦で幕を開けた。第1Pの序盤から大量得点を決めると、明大守備陣が終始固い守備を見せ、無失点と完封勝利。2次リーグ初戦から順調な滑り出しとなった。

◆9・6~11・30 エイワ杯関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼10・13 対日大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
◯明大10{5―0、3―0、2―0}0日大

 第1Pは、立ち上がりにFW小桑潤矢(営2=埼玉栄)が運んだパックをFW井口藍仁(商4=埼玉栄)が決め、明大が主導権を握った。4分にもFW香田龍冴(文2=白樺学園)と小桑の連携でシュート決めると、その後も相手に攻撃の機会を与えず、終始攻勢でチャンスを広げる。試合中盤、FW寺内理雲(政経2=駒大苫小牧)が相手からパックを奪い、単独得点を挙げると、終盤でも小桑と井口が再び連携し、ネットを揺らした。第1Pだけで大きく点差を付けた明大は、勢いそのままに、第2Pへ進んだ。

 続く第2Pは、第1P同様、立ち上がりで井口からのパスをDF亀田翼(文3=釧路江南)が少し離れた距離からシュートを決め、試合の流れをつかむ。直後にFW城野友咲(政経2=駒大苫小牧)が1対2を切り抜け、決め切ると、中盤以降の守りの時間でも、相手にシュートをさせない堅い守備を見せる。そして、試合終了間際には、小桑のロングパスを受け取った井口がハットトリックとなる3点目を押し込んだ。8―0の絶対的優位性を確立した明大は、第3Pも試合をリードした。序盤は相手のパスカットで1対1のピンチを招くも、GK吉田尋(法2=北海道清水)がこれを防ぎ、明大の攻撃につなぐと、小桑の鋭いシュートでゴールを決める。終盤では、パスカットから生まれたチャンスを逃さなかったFW伊藤周透(文1=武修館)が得点。最後は日大の攻めがやや目立ったが、明大の守備陣が1点も許さず、無失点で勝利を収めた。

 秩父宮杯関東大学アイスホッケー選手権やファーストリーグ同様、初戦から白星と好スタートを切った明大。このまま勢いを保ち、無敗で乗り越えたい。

[ウエスト宙]

試合後のコメント
小桑
——今日の試合を振り返っていかがですか。
 
「セカンドリーグが今日から始まったということで、しっかり無失点で勝利できたというのは1番良かったかなと思います」

——次戦の法大戦ではどのような対策をしますか。
 
「セカンドリーグは1試合でも落としたら苦しい状態になるので、しっかり1試合1試合大事にして頑張りたいと思います」

——今後の意気込みをお願いします。
 
「昨年度の秋リーグは3位であまり良くない結果に終わってしまったので、今年度はしっかり勝利を積み重ねて、チーム全員で勝利をつかめるように頑張りたいと思います」