
首位・筑波大にあと一歩届かず痛恨の敗戦/関東大学1部リーグ戦
主将・島野を欠く中、アウェーの地で迎えた筑波大との一戦。前半に2点を取られた後、稲垣が得点を挙げたものの、その後はゴールが遠く優勝を目指す明大にとって重い敗戦となった。

雨の中迎えた最大のライバル筑波大との一戦は序盤から明大ペースで試合が進む。しかし19分にFK(フリーキック)のこぼれ球を押し込まれ先制点を許す。切り替えたい明大であったが2分後にも守備陣の乱れから追加点を許した。怪我で欠場の主将・島野に代わりキャプテンマークを任せられた小澤は「1失点した時にもっと声かけて締めるべきだった」と振り返る。何とか取り返したい明大は36分、パスを受けた稲垣が体勢を崩しながら振りぬいたシュートはゴールネット右隅を突き刺し、重苦しい雰囲気を断ち切るゴールを決め1―2で前半を終えた。「相手を抜いてからシュートというのはイメージできていたので、そういう部分ではイメージ通りだったと思う」(稲垣)。

(写真:ドリブルで相手をかわす稲垣)
1点を追いかけ始まった後半。サイドを中心とした攻撃で再三のチャンスを作るものの、どれも決定打とはならず。後半アディショナルタイムには途中出場の久保原がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場となり、万事休す。明大は首位・筑波大に一歩届かず、痛恨の敗戦を喫した。

(写真:前節よりスタメン復帰の林)
「絶対負けられないという中で、この結果というのは本当に重く受け止めなければいけない。次節からも全勝を目指さないと優勝は難しい」(稲垣)。首位との勝ち点の差は13。逆転優勝に向けて紫紺の戦士たちは走り続ける。
[近藤陽紀]

関連記事
RELATED ENTRIES