3連戦を白星締め 中大に快勝飾る!/関東大学1部リーグ戦

 前回対戦では僅差で振り切った中大との一戦に臨んだ。序盤から試合を優位に進め、前半を2点リードで終える。後半に入ってもその勢いのままに得点を重ね、突き放した。6750で快勝を飾った。

◆8・27~11・2 第101回関東大学1部リーグ戦(白鷗大大行寺キャンパス他)
▼10・13 対中大戦(筑波大)
○明大67{17―8、15―22、17―10、18―10}50中大

 スターターはPG千葉天斗主将(法4=明成)、PG森田稀羅(営3=北陸学院)、SG針間大知(情コミ4=福岡大大濠)、SF武藤俊太朗(政経3=開志国際)、PF鬼澤伸太朗(国際3=福岡大大濠)。

 今年度1部昇格を果たした青学大に大敗から一夜明け、中大との一戦に臨んだ。「昨日は序盤からやられたので、今日は第1Qから自分たちの流れをつくれるように、しっかり強度を上げて試合に入ることを共有してきた」(塚田大聖・政経3=土浦日大)。開始早々に千葉主将がジャンパーを決め昨日の敗戦ムードを一蹴し、流れを呼び込んだ。第2Qに入るとリバウンドを取られる場面も目立ち、点差を縮められていく。だが「まだ2点差で勝っていたので焦ることはなかった」(森田)。素早いパスから森田、塚田が3Pシュートを沈めるなど2点のリードを保って、試合を折り返した。

 後半開始早々同点に追いつかれるも、武藤がバスケットカウントを取られながら決め切り、渾身のガッツポーズ。ここからチームの勢いはより一層増していく。針間を始めとした多くの選手が正確なシュートを決め得点を重ねていった。また「リバウンドは毎回意識しているが、より今日は意識していた」(塚田)と強度の高いディフェンスが光り相手を抑え込んだ。「調整して決めることができたので、どんどん打っていき最後まで決められて良かった」と終了間際には森田が連続で3Pシュートを決め切り、突き放した。このまま試合は終了し、試合を通して一度もリードを許すことなく快勝を飾った。

 「この3連戦で少しずつ3Pシュートの確率が上がってきた」(塚田)と選手たちの調子も上向き始め、チームの土台は整った。「相手の波に飲み込まれずに自分達のやることをやって勝っていきたい」(森田)。全日本大学選手権のシード権を獲得できるのはリーグ戦6位まで。勝ちを重ね、混戦脱出なるか。

[早坂春佑]

試合後のコメント
森田
――今日の試合に向けてどんなスカウティングをされましたか。
 「(中大は)個人の能力が高いのでディフェンスからしっかり入るのと(最近は)リバウンドを取れていないので、しっかりボックスアウトをしてから自分たちの流れをつくることを意識しました」

――今試合を勝ち切れた要因は何だと思いますか。
 「試合に出ていた選手がディフェンスの強度を上げて、相手のやりたいことをやらせない部分を徹底できたことと、一人一人がスカウティングを遂行できたことが大きかったです」

塚田
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
 「(ディフェンスでは)シューターへのマークが寄りすぎてしまうことがあったので、そこの部分を改善していくのと、スイッチしたときの一対一でしっかりマークできるようにしたいなと思います」

――今後の意気込みをお願いします。
 「この3連戦を勝って終われたのは良かったですし、これからも戦いは続いていくので負けが続かないように頑張っていきたいと思います」