
あと一歩届かず 松蔭大に惜敗/関東大学女子2部リーグAブロック
1巡目では流れに乗り切れず、27点差で敗北した松蔭大との再戦に挑んだ。第1Qこそ点差をつけられるも、第2Q以降は追い上げ、一時は逆転も果たす。しかしあと一本のシュートが決められず、3点差で敗北を喫した。
◆8・30~10・26 第75回関東大学2部リーグAブロック(日女体大他)
▼10・12 対松蔭大戦(順大さくらキャンパス)
明大67{10―21、23―18、17―16、17―15}70松蔭大○
スターターはPG萩原加奈(文3=浜松開誠館)、SF神山南帆主将(文4=白鴎大足利)、SF藤井花(商1=日本航空)、F尾花優心(政経2=下妻第一)、CF後藤葉の佳(理工4=鵠沼)。
前回の対戦を踏まえ「3Pシュートが得意な選手には打たせないように、右からのドライブが得意な選手は右側に行かせないようにするなど、相手プレーヤーの得意な部分をみんなで共有して、自分たちのディフェンスでズレを起こさないように」(神山)と対策を立てて臨んだ。第1Qはオフェンス面で苦戦したが、第2Qでは攻守がかみ合い追い上げを見せた。「スクリーンをかけてズレをつくるなど、単独のオフェンスにならないようにしていた」(神山)と冷静に攻撃を組み立て、着実に点差を詰めて後半を迎える。
第3Q、第4Qともに相手を上回る得点を記録した。「前から当たるダウンプレスをやっていった。パスする時に手前からやりたくなるところを、近い場所を埋めて潰していくことでわざと(パスを)遠くに出させて、ミスを誘うことを狙っていた」(神山)と効果的なディフェンスで相手に流れを握らせずに試合を進めていく。それと同時に後藤や萩原、神山を中心に積極的に得点も重ね、白熱のシーソーゲームを繰り広げた。最後まで手に汗握る展開が続いたが、あと一本を決め切ることができず。リーグ戦初勝利とはならなかった。
惜しくも敗れた原因について、神山は「やはり第1Qで離れてしまった部分があると思う。最初の5分くらいまでは点が入らなかった。最低でも入りから3分で2点は決めて、そこから自分たちの流れのいいオフェンスをつくらないと、どの試合も勝ち切れない」と振り返る。リーグ戦も残り4試合、勝利をつかみ取ることができるか。
[春田麻衣]
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