
攻守にミス響く ダブルスコアつけられ大敗/関東大学女子2部リーグAブロック
リーグ戦2巡目第2戦の相手は桐蔭横浜大。試合の入りからスピード感のあるオフェンスに圧倒され点差を広げられると23点のビハインドを背負い試合を折り返す。後半に入ってもその流れは変わらず、43―99で大敗を喫した。
◆8・30~10・26 第75回関東大学2部リーグAブロック(日女体大他)
▼10・11 対桐蔭横浜大戦(順大さくらキャンパス)
明大43{14-28、7-16、11-27、11-28}99桐蔭横浜大〇
スターターはPG萩原加奈(文3=浜松開誠館)、SF神山南帆主将(文4=白鴎大足利)、SF藤井花(商1=日本航空)、F尾花優心(政経2=下妻第一)、CF後藤葉の佳(理工4=鵠沼)。
「トランジションが早く、オフェンスをうまくつくってくる」(津金玲菜・政経2=国府台女学院)と警戒を強めて一戦に臨んだが、桐蔭横浜大の壁は高くそびえ立った。序盤から相手のスピーディーなバスケットに翻弄(ほんろう)され得点を重ねられていく。この流れを止めるべく第2Q途中から今年度リーグ戦初出場の尾崎理咲(理工3=東京成徳大)を投入。尾崎は「自分の役割は泥くさい部分を徹底すること」と語り今試合でも一対一でのディフェンスやリバウンドで強さを発揮。一時相手を抑え込む活躍を見せ、試合は膠着(こうちゃく)状態に。このまま前半が終了したものの21―44と序盤の失点が大きく響いた。
後半に入っても相手の勢いに圧倒された。「シュートのチャンスをつくれず、フリーでボールを受けられていない」(津金)。点差を縮めたい中、焦りからミスを連発。今試合を通して15ものスティールを許すなど攻め手を大きく欠いた。またディフェンスでも「ルーズボールの部分やボックスアウトの基本的なところができなかった」(津金)と相手オフェンスを抑え切れず。最後まで、桐蔭横浜大の無尽蔵な運動量にかき乱された。100点ゲームこそ阻止したものの、43―99でダブルスコアを付けられ試合を終えた。
「相手の流れを断ち切れず、ミスから自滅している状態が続いた」(尾崎)と悔しさをにじませた。「ここまで全敗で失うものがないからこそ基礎的なルーズボールやリバウンドを徹底していきたい」(津金)。まずは1勝へ、長いトンネルを抜けられるか。
[早坂春佑]
試合後のコメント
尾崎
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
「流れが相手に行き切っている状態で自分がディフェンスで流れを断ち切ろうという気持ちでコートに入ったのですが、流れを変えることができなかったです。ですが、上手く守れてリバウンドを取れることがあったのでこれからも続けていきたいと思います」
――久々の出場でしたが、どんな思いで臨みましたか。
「久しぶりの公式戦出場で、わくわくしている気持ちが大きかったです。その中で自分のできるプレーを出せたので、ここからもう一段階自分の調子のギアを上げていきたいです」
津金
――桐蔭横浜大の印象はいかがですか。
「相手の強さはリバウンドからのトランジションが早く、自分たちで自分たちのオフェンスを上手くつくってくるチームだと思います」
――今後の意気込みをお願いします。
「全部負けていて失うものがないからこそ、基礎的なルーズボールやリバウンドを徹底して、いいプレーをたくさんしていきたいと思います」
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