接戦を制し慶大に勝利!/東京都選手権

2025.10.10

 東京都選手権予選リーグ第2試合目の相手は慶大。試合は第1Pから攻守が激しく入れ替わる白熱ぶりを見せた。先制点を決めた明大は、その後、慶大と点を奪い合った激闘の末に14-12で勝利を収めた。

◆10・4~10・26 東京都選手権
▼10・5 対慶大戦(慶大日吉プール)
〇明大14{4-4、3-2、5-4,2-2}12慶大

 本試合は澤原大雅(理工2=明大中野)の得点数が目立った。澤原は自身のプレーを「自分がシュートを打たないといけないところで冷静になり、無理に強いシュートを打つのではなくて、使い分けて決めきることができた」と振り返る。澤原が放ったボールは緩いカーブを描きながら相手キーパーの横を通り抜け、明大が先制点を奪った。その後は負けじと慶大も得点。一進一退の攻防の末、同点で第1Pを終える。続く第2Pでは、慶大に1得点を先制されたものの、渡邊夢現(政経1=明大中野)が放ったバウンドシュートで点差を巻き返し、相手の得点に食らいつく。その後も明大はうまくパスをつなぎ華麗なシュートを決め、2得点を獲得。1点をリードする形で点差を守り切った。

 第3Pでは、明大のペースに火が付き、点差は2点に開く。南泰成(法1=明大中野)のシュートを和田晃弥(経営1=明大中野)が押し込み、得点を奪取する好プレーは特に印象的だった。ゴールキーパーの大塩創(法2=明大中野)は見事な防御力で幾度も相手のシュートを阻止し、チームの勝利に貢献。「エース以外からの失点をカウンター以外で実質ゼロに抑えられたのは、非常に良かったところだ」(大塩)。最終Pでは、チームが一丸となり、カウンターアタックを狙い、得点を取りに行く姿勢を見せた。最後まで両者が点を取り合う接戦の果てに、明大は新体制後初の勝利をつかみ取った。

 今試合では1年生の活躍も多く見られた。新しくスタートを切った明大水球部に期待が膨らむ。「勝てるという風に油断するのではなくて、しっかりと反省点をみんなであぶり出して勝ち切りたい」(澤原)。彼らは次戦の勝利へと歩みを進めていく。

[小松蕗由]

試合後のコメント

澤原
――拮抗(きっこう)した試合でしたがどのような心境でしたか
「昨年度も慶大と試合したのですが、昨年度はもっと圧倒的なエースがいたと自分は感じているので、全く緊張することはなく、プラン通りのプレーができました」

大塩
――次戦への意気込みをお願いします。
「ディビジョン2のくくりとしては次の試合でリーグ戦が終わるので、そこをしっかり勝ち切って、今までの試合の改善点をしっかりと改善して、いい形で締めくくれるようにしたいです。また来年以降の成長の礎になればと思っています」