
強豪・日体大相手に一時リードも ミスから逆転され4連敗/関東大学1部リーグ戦
3連敗で迎えた日体大戦。高身長留学生に揺さぶられ序盤は流れを握られるも第2Q中盤から追い上げて第3Qで逆転。しかしミスから生まれてしまった連続失点で逆転され惜敗した。
◆8・27~11・2 第101回関東大学1部リーグ戦(白鷗大大行寺キャンパス他)
▼10・5 対日体大戦(日体大世田谷キャンパス)
明大78{18―27、21―17、25―18、14―24}86日体大○
スターターはPG湧川裕斗(政経1=福岡大大濠)、PG森田稀羅(営3=北陸学院)、SF武藤俊太朗(政経3=開志国際)、PF山岸優介(政経4=洛南)、PF石川晃希(営2=宇都宮工)。
3連敗で迎えた、1巡目で18点差の大敗を喫した日体大との一戦。序盤は相手の高身長留学生に対しなすすべなく第1Qで5本のシュートを決められ、またリバウンドも多く取られ主導権を握られてしまう。しかし、第2Q中盤の日体大のタイムアウトから流れが変わる。森田のスティールからパスを受けたPF鬼澤伸太朗(国際3=福岡大大濠)のシュートで得点すると「アップでしっかり練習して決め切れた」と森田が3Pシュートを2本決め点差を詰める。さらに、塚田が一度はシュートブロックされるも打ち直した3Pシュートを決め、これがブザービーターとなり、39―44とリードされているものの流れをつかんだまま前半を終えた。
第3Qでは山岸を中心に相手留学生のマークを強めるとリバウンドを取られる回数も減り、前半の流れを生かし攻めの守りを展開していく。さらに「リバウンドというところはみんなの意識が高かった」(石川)と、石川を中心にリバウンドを取る回数が増え、攻撃時間が長くなり着実に点を積み重ねていく。そして第3Q最後はPG千葉天斗主将(法4=明成)のブザービーターとなる3Pシュートが決まりついに逆転。さらに第4Q序盤では点差を5点にまで広げた。しかし残り5分となったところでチームファールが5回となり、フリースローが相手に2本与えられる状況となってしまう。その中で森田がアンスポーツマンシップファールを取られそのフリースローが2本とも決まり逆転されてしまう。そこからは日体大の連続シュートが決まり、さらには明大のミスも重なり9点差。森田の3Pシュートで一矢報いるも及ばず。78―86で惜敗した。
これで神大戦から4連敗となってしまった明大。「ミスが続いてしまったところが反省点」(森田)と語るが、それでも「上位チームに自分たちのバスケットができた」(石川)と、強豪・日体大に対し互角の勝負ができたことを前向きに振り返る。また「ここは勝ちたいという思いが強かった」(石川)と、一つのプレーに対する気持ちの入り方が強い一戦だった。その気持ちを胸に、次週の筑波大戦で連敗ストップとなるか。
[尼子雄一]
試合後のコメント
森田
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「相手は日体大で、関東で一番強いのは分かっていたので、1巡目で結構大差で負けてしまって、相手の留学生とかのリバウンドを抑えるというのは意識していました。そこは結構やれていたのかなと思います」
――第2Qの日体大のタイムアウトから動きがよくなったように見えましたが、振り返っていかがですか。
「ディフェンスから自分たちでチャレンジしていこうと話していたので、しっかり積極的に仕掛けて相手のターンオーバーを誘発できたというところがよかったと思います」
石川
――悔しい結果が続いていますが、チームの様子はどうですか。
「ミーティングの中でキャプテンの千葉さんも『下向いても試合は続くので、みんなで上向いて戦っていこう』というのは言われています」
――これからの意気込みを教えてください。
「この4試合でチームも自分も悔しい思いをしたので、それをぶつけて勝てるように頑張りたいと思います」
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