秋季リーグ5戦目 駒大にストレート勝利/秋季関東大学1部リーグ戦

2025.10.06

 秋季関東大学1部リーグ戦(秋季リーグ戦)で順調に白星を重ねる明大。第5戦では駒大と対戦し、安定した試合運びでストレート勝ちを収め、大会5連勝を飾った。

◆9・6~10・25 秋季関東大学1部リーグ戦(日体大健志台キャンパス他)
▼10・4 対駒大戦(東海大湘南キャンパス)
〇明大3{25-20、25-23、25-17}0駒大

〈スターティングメンバー〉(ローテーション順)
S近藤蘭丸主将(文4=東福岡)、OH荒井貴穂(法2=駿台学園)、MB成村航希(政経2=東海大相模)、OP黒澤孝太(政経4=明大中野)OH佐々木駿(商4=土浦日大)、MB山田美雄(政経4=東福岡)、Li磯脇侑真(政経3=東福岡)

第3セット
成村航希⇄渡邉健(政経3=日本航空)

 秋季リーグ第5戦は、東日本大学選手権でも顔を合わせた駒大との再戦。荒井のサービスエースで試合の幕を開けると、直後に山田も続いてサービスエースを決め、序盤からリズムをつかむ。ブロード攻撃やクイックなど多彩なパターンを巧みに織り交ぜ、25―23で第1セットを先取した。続く第2セットでは一転して駒大が先行。明大は連携ミスや判断の迷いが目立ち、4連続失点を喫する苦しい展開に。「サーブで攻め切れず、相手に余裕を持たせてしまった」(近藤蘭)と振り返るように、サーブミスも響き、スコアは9―14とリードを許す。それでも「チームが沈みがちな場面で雰囲気を引き上げてくれる存在」(近藤蘭)である山田が、力強いスパイクで流れを呼び戻す。これをきっかけに3連続ポイントを奪い、一気に詰め寄ると、佐々木のサービスエースで逆転に成功。さらに、強固なブロックで相手にプレッシャーをかけ、見事に第2セットも奪い取った。

 勢いに乗った明大は、第3セットでもペースを握り続ける。黒澤の堅実なブロックで点を取ると、さらに下級生の台頭もチームに勢いをもたらす。黒澤に代わってコートに立った三宅雄大(文2=駿台学園)は、鋭いスパイクで流れを加速させた。守備では、リベロの磯脇に代わって投入された井口真一(政経1=岡谷工業)が安定したレシーブで存在感を発揮し「誰が出ても強い明治」(近藤蘭)を印象づけた。 終盤にかけては三宅が攻撃の中心となり、鋭いスパイクで得点を重ねる。さらにアウトボールも冷静に見極め、6連続得点を奪い主導権を揺るぎないものにした。最後は再び三宅が相手コートのスペースを突く巧みなショットを決め、25―17でストレート勝利を収めた。

 リーグ戦は中盤に差し掛かり、選手たちには心身の疲労が見え始める時期となった。それでも、明大は安定した力を発揮しており、優勝も現実的な目標として視野に入っている。勢いに頼るだけでなく試合ごとの課題に着実に向き合いながら、一戦一戦を丁寧に積み重ねていけるかが、最終結果を左右しそうだ。

[藤岡千佳]

試合後のコメント
近藤蘭
――現在無敗と好位置に付けていますが、チームの雰囲気はいかかですか。
 「勝っているからといって油断はしていないですし、さらに気を引き締めていこうとリーグが空いた期間に話して、全員が理解した上で練習してきました。あとは自分たちの力を出すだけで、ここから勝利を重ねるだけでなく、やはりチームを作るということも忘れないようにやっていきたいです」

――リーグ戦中盤ですが、疲労の面はいかがですか。
 「みんなそれぞれコンディションを整えてやっているのですが、やはり膝や腰、肩が痛いなど疲労が出ている人もいるので、そこはしっかり各々コンディション整えて、セルフケアや病院行くなどして、いい状態で毎週末臨めたらなと思います」