健闘及ばず 0-1で勝利を逃す/関東大学1部リーグ戦

2025.10.05

 リーグ戦後期初のホーム戦で相対したのは日体大。序盤からボールの奪い合いが白熱し、双方ともに攻めの姿勢が見られた。日体大に先制点を奪われた明大は、点を取り返そうとするも、点差を縮めることはできず。惜敗に終わった。

 雨の中始まった前半では「三原則(運動量、球際、切り替え)がストロングポイント」(三品)である日体大との力が拮抗(きっこう)し、ボールの主導権を争う膠着(こうちゃく)状態となった。両チームが状況の打開を模索する中、試合が動く。26分、相手の左CKからヘディングで押し込まれ先制点を許した。その後、明大はチャンスを作るもモノにすることができず、一点を許したまま前半を終えた。

(写真:ドリブルを仕掛ける島野主将)

 続く後半でもチーム内での足並みがそろわず。序盤にFKからチャンスを演出されるなど、劣勢な状態が続いた。池上寿之監督は「消極的」「中途半端なプレーが重なった」と一連の場面を振り返る。中盤には島野からパスをもらった稲垣がゴールを狙うシーンが幾度か見られたが、どれも決定打とはならず。苦戦を強いられた明大は1点が遠く、0-1で日体大に敗れた。

(写真:途中出場で存在感を示した久保原)

 「練習でやってきたことをもっと試合に出せるように」(内山)。前半終了間近にGKの濱崎が放った「恐れずやろう、明治のサッカー」という言葉が八幡山グラウンドにこだまする。次節に向けて、”明治らしいサッカー“を追求していく紫紺の戦士たちの挑戦は続く。
[小松蕗由]