
第549号企画 インカレ事後インタビュー ロード班①/永野昇海・秋元碧
千葉県と群馬県にて行われた全日本大学対抗選手権(インカレ)。今年度のインカレは、トラックでは総合7位、ロードでは総合6位という結果で幕を下ろした。本記事では、大会後の選手のコメントをお送りする。
第4回はロード班! 永野昇海(理工4=横浜平沼)、秋元碧(営1=北桑田)の2選手のインタビューをお届けします。
(この取材は9月7日に行われました)
永野
——どのようなレース展開を目標にしていましたか。
「自分がそんなに距離を乗れていなかったので、最初から行って、できるだけ逃げるという感じでした。最後、後ろは林原(聖真・法4=倉吉東)とか秋元を残すことができたので、割とプラン通りに近い形にはなりました」
——レースプラン通りでなかったことはありましたか。
「もう少しうまく(集団に)吸収されたかったのですが、1人になった後に集団ではなく2人が追いついてきたので、そこで乗らないといけないかなと思い、足を使いました。あとは心臓破りの坂の一番きついところの上で吸収されたかったのですが、足がなさすぎて、下で吸収されてしまいました。それでポジションを落としまった点はあります」
——最後、自分で逃げ切ろうという想定はありましたか。
「ここのコースでは2人になった段階で逃げ切りはかなり厳しいので、できるだけ足残して逃げ時間を稼いで、追いつかれた時にまた勝負できるような状態で行こうと思っていました。ですが、2人逃げになって厳しいなと感じました」
——林原選手のレースはいかがでしたか。
「調子が上がっていない中で、割とうまくチームとしては機能していて、林原も最後前に乗れていたかなと思います。コース的に最後1人抜け出すのもきついし、スプリントも本当に得意ではないと思うので、勝ちづらいコースだと思うのですが、その中でよくやってくれてありがたいなという感じです」
——レースをご覧になっていて、林原選手は最後3位以内で来ると思いましたか。
「最後の1周に入るところを見ていて、4人が後ろから近づいていたのですが、スプリント力のある人が残っていたので、そのまま抜け出せなかったんだな、しょうがないかなという感じでした」
——秋元選手の走りはいかがでしたか。
「僕が集団に追いつかれた時に後ろの方にいて、かなりきつそうでした。その中で最後まで走り切ってくれたので、よく持ち直してくれたなと思います」
——1年生で完走することはどのように捉えていますか。
「中川(挺太・法3=奈良北)も1年生の時は最後20位で入ってきてくれていました。これからしっかり伸びてくれたら、ロード引っ張っていってもらえるような立場になるのかなと思います」
——インカレ全体の総括をお願いします。
「トラックもロードもめちゃくちゃトラブルあって超大変だったのですが、意外と最後うまく走れて良かったのかなと思います」

秋元
——レース振り返っていかがでしたか。
「今日の元々のプランだと、林原先輩と自分がゴールを狙う予定でスタートしました。序盤は思っていたより体調が悪くてちょっと厳しいかなと思ったのですが、徐々に体動いてきて、最後残り1時間半くらいからは前に上がって展開もできました。1年目で完走できたのは良かったかなと思います」
——レースで出た課題を教えてください。
「インカレは大学の中でも唯一のチーム戦なのですが、チーム力がまだまだ足りないのかなと思います。チームの力を来年に向けてつけていけるようにしたいです」
——レース中、林原選手や永野選手からの声かけはありましたか。
「2時間過ぎたあたりで林原先輩から前に上がるように補給地点の先輩たちから前へ上がるように言われました。そこから上がって、どの動きに反応していくかというのも林原先輩が全部教えてくださりました。また、永野さんが吸収されたタイミングで、きつくてちぎれそうだったのですが、最後に一言『頑張れ』と声をかけていただいたので、それで頑張れたと思います」
——レース後に監督やチームの選手から声かけはありましたか。
「自分は1年目でセカンドのエースを託されて、しっかり最後まで走りきったというのは良かったと言われました」
——今後出場される予定のレースを教えてください。
「11月にチームタイムトライアルがあります。4人チームで走るのですが、そこでもう1回チームを作り直して頑張っていきたいです」
——4年生はどのような先輩でしたか。
「ロード班は林原先輩を中心にたくさんの指示をもらいました。合宿でも練習などの指示をしていただいて、1年目で何も分からない自分にいろいろなこと教えてくれました」
——今後の意気込みをお願いします。
「完走はできましたが、来年から林原先輩が抜けて、次は自分がエースになる番だと思うので、しっかり優勝できるように頑張っていきたいです」
——選手の皆さん、ありがとうございました!
[小松錦葵、安田賢司]
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