第549号企画 インカレ事後インタビュー トラック班①/畠山大輝・中村和樹

2025.10.04

 千葉県と群馬県にて行われた全日本大学対抗選手権(インカレ)。今年度のインカレは、トラックでは総合7位、ロードでは総合6位という結果で幕を下ろした。本記事では、大会後の選手のコメントをお送りする。

 第1回はトラック班! 畠山大輝(法1=法政二)、中村和樹(政経1=松山学院)の2選手のインタビューをお届けします。
(この取材は8月31日に行われました)

畠山
——インカレを振り返ってみていかがでしたか。
 「たくさん課題が見つかった大会だと思います。競技面でもそうですし、チームの一員としての動き方の面も高校の個人でやっていた頃とは全然違うと思っているので、団体として戦っていく意識が必要だなと思った大会でした。それはチームのために得点を取ってくるっていう面でもありますし、他の種目において得点をチームとして取れるようにサポートするというところが必要だというのを痛感しました」

——千葉の会場についてはいかがでしたか。
 「(日本に)三つしかない250バンクで、高校ではほぼ使わなかった会場なので、慣れないながらに頑張っていた部分はあります。それでもここがこれからの主戦場になっていくと考えると、高校の時とはまた違うことを考えながら走れるというところで、わくわくしています」

——インカレで見つかった課題に対してはどのように考えていますか。
 「今の課題を自分の中では出して箇条書きになっているので、いつもやっていたオフシーズンの練習テーマに今の反省点を活かした感じでやっていきたいと思います。シーズンオフに入っていくと練習内容もシーズン中とは違うので、今までのオフよりも大学の競技者のオフという形に変えて、進化したいと思っています」

——今後の意気込みをお聞かせください。
 「これからもずっと戦場はスプリントのまま戦っていくと思いますが、予選通過だけでもポイントはもらえるので、しっかり通過できる選手になることを目標にしたいです。まだこの250バンクの走路での対戦の技術が未熟な部分あると思うので、そこも含めてもっと強いスプリンターになりたいと思っています」

(写真:スタート時の中村)

中村
——インカレを振り返ってみていかがでしたか。
 「最初のスプリントで予選を通過して、8位以内の入賞が確定して安心しました。次のチームスプリントでも3位で予選を上がれて、ケイリンも1回戦は予選を上がれたのでほっとしてたいたのですが、ケイリンの1/2決勝で落車をしてしまって。チームスプリントの3〜4位決定戦を走ることができなくなってしまって、結果4位になってしまったのが、一番悔しいです。また、ケイリンの決勝にいけなかったのも悔しいです」

——現在のケガの状況はいかがですか。
 「自転車もバキバキに割れてしまったのですが、国スポが2週間後にあるのでやれることをやってまた挑みたいと思います」

——チームスプリントは決勝でメンバー変更になりましたが、レースをどう見ていましたか。
 「まずそこに自分が立てていないこと自体が悔しいなと思っていました。先輩方とメダルを絶対掲げるという話をしていたので、自分が走れないことがまず申し訳ないなと。来年は吉田さんと一緒に取れなかったメダルを他の先輩と一緒に、3位ではなく1位、2位になって、絶対銀メダル以上を獲得して貢献したいなと思います」

——今大会で見つかった課題を教えてください。
 「大学に入ってからウエイトも始めて、かなり大学生の中でも戦える方にいましたが、飛び抜けてはなく、まだ平均値なのでずば抜けた力をつけていくことが大事なのかなと思います。これからのオフシーズンはもっと気を抜かずに、より一層気を引き締めて頑張りたいです」

——事前取材の際に憧れの選手に挙げていた日大の松岡勇斗選手がスプリントで優勝されました。
 「1/4決勝の相手が失格で当たらなくて、その次に松岡さんと当たる予定でした。(松岡選手との対戦は)ドクターストップで走れなかったのですが、僕は走る気満々だったんです。憧れの松岡さんと一緒に対戦できること自体が経験になると思ったので、楽しみにしていたのですが、走れなくて。でも結果、松岡さんが優勝されたので、鳥肌が出てきました(笑)。松岡選手をいつかは追い越せるようになんでも教えてもらおうと思います」

——今後の意気込みを教えてください。
 「今年は入賞はできましたが、まだまだだと思います。来年は松岡さんみたいに優勝できるように、もっともっと頑張って体も大きくして頑張りたいと思います」

——選手の皆さん、ありがとうございました!

[安田賢司]