
攻守ともに苦戦し連敗 1巡目を1部6位で終える/関東大学1部リーグ戦
8月末に開幕した秋季リーグ戦も1巡目最終日を迎えた。現時点で1部リーグ6位と、中位に位置する明大の最終戦の対戦相手は大東大。明大は試合前半からなかなかシュートを成功させることができず、大東大リードの展開が続く。後半になりここまで不発だった3Pシュートが決まり点差を詰めるも、第4Qで相手の連携プレーを止めることができず、1巡目を黒星で終えた。
◆8・27〜11・2 第101回関東大学1部リーグ戦(白鷗大大行寺キャンパス他)
▼9・28 対大東大戦(白鷗大本キャンパス)
明大56{17―19、9―20、18―13、12―20}72大東大○
スターターはPG千葉天斗主将(法4=明成)、SG針間大知(情コミ4=福岡大大濠)、SF武藤俊太朗(政経3=開志国際)、PF鬼澤伸太朗(国際3=福岡大大濠)、PF石川晃希(営2=宇都宮工業)。
前日の敗戦で1部リーグ6位に転落した明大は、1巡目最終日の今試合を白星で終えたいところだ。相手はプロ注目ガードのほか、強靭(きょうじん)なフィジカルでインサイドを脅かすビッグマンを擁する大東大。「オフェンスリバウンドに飛び込んできて、セカンドショットをやられるのでそこを気をつけて、みんなでボックスアウトをする」(石川)という対策を立て挑んだものの、試合前半からディフェンスリバウンドに苦戦し、相手にセカンドチャンスを何度も与えてしまう。さらには相手ガードの突破力にも対応できず、点差が開いていく。第2Qではディフェンスの失敗がオフェンスにも影響を及ぼし、わずか9得点という結果で、2桁点差で前半を終える。
今年のチームの強みは後半からでも巻き返せる粘り強さ。後半で逆転を図る明大は、武藤のインサイドでの粘りや湧川裕斗(政経1=福岡大大濠)の3Pシュート、さらには武藤のノールックパスから塚田大聖(政経3=土浦日大)のダンクショットで流れを引き寄せ、着実に点差を縮めていく。しかし、ファール獲得後のフリースローを成功させることができず、あと一歩のところで相手に迫り切れず。第4Qには相手ガードの華麗なダブルクラッチやビッグマンのフィジカルプレーが試合を決定づけるものとなり、明大は1巡目を敗戦で終えた。
1巡目が終了し、現時点での順位は6位と1部リーグ中位に位置する明大。しかし今季は混戦で順位の入れ替わりが激しくなっているため、ここから2巡目で目標の『インカレシード権内』を達成する可能性は大いにある。1巡目で見つかったチームの課題を修正し、2巡目ではどのような戦いを繰り広げるのか期待したい。
[平良有梨奈]
試合後のコメント
石川
――チームとして今日はオフェンスがうまくいかない場面が多かったですが、振り返っていかがでしたか。
「みんな時々シュートを躊躇(ちゅうちょ)してしまったりというのが最後のミーティングでも話していたので、いいリズムで自分たちのオフェンスが展開できなかったと思います」
――1巡目が終了しましたが、今までの戦いを振り返っていかがですか。
「勝てる試合もあるし、負ける試合もあって、どのような試合展開になるかわからないというのがこのリーグ戦なので、一試合一試合フォーカスしていかないといけないなと思っています」
湧川
――大学入学して初めてのリーグ戦、1巡目終えたところですがここまでいかがですか。
「やはり高校とはフィジカルの強度が違うので、たくさん食べてフィジカルを強くして当たり負けないように。2巡目ではフィジカル負けしないように頑張りたいと思います」
――今日は塚本智裕選手(大東大)に振り回されてしまったと思うんですけど、対戦してみていかがでしたか。
「塚本さんは本当に大学の中で1番すごいガードだと思いますし、プロも実際に経験しているので、今この大学カテゴリーにいる間にしっかり吸収できることを吸収して、今日もゲームコントロールやジャンパーだったりで実際に(ディフェンスに)ついて感じることもあったので、(その技術を)奪って自分のものにします」
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