
白熱のシーソーゲーム 終了間際で離され敗北/関東大学女子2部リーグAブロック
リーグ戦は2巡目に突入した。1巡目に20点以上の差をつけられた立大に、鍛えたディフェンスで立ち向かった明大。前半は取っては取られを繰り返し、1点差で折り返す。課題とする第3Qも耐え抜き、勝利の女神が微笑んだように思えたが、残り4分で離された10点を覆すことができなかった。
◆8・30~10・26 第75回関東大学2部リーグAブロック(日女体大他)
▼9・28 対立戦(桐蔭横浜大)
明大60{16-18、14-13、15-18、15-22}71立大〇
スターターはPG萩原加奈(文3=浜松開誠館)、SF神山南帆主将(文4=白鴎大足利)、SF藤井花(商1=日本航空)、F尾花優心(政経2=下妻第一)、CF後藤葉の佳(理工4=鵠沼)。
リーグ戦は2巡目を迎え、相手チームへの対策が一層大切になってくる。いまだ負けなしで単独トップを走る立大に対し「(立大は)ハンドオフからスクリーンでのプレーが多いので、オールスイッチで守ることを意識」(尾花)して挑んだ。そのゲームプラン通り、ディフェンスのセンスが光り、相手の得点を抑え込むことに成功。オフェンス面では強気なリバウンドとシュートで終始強豪チームに食らいつき、前半を30―31で終えた。
1巡目での敗因として挙げられる第3Qでの失速を克服した。「迷わず狙えて良かった」と序盤で尾花が3Pシュートでチームに勢いをもたらすと、後藤も3Pシュートで続く。また、試合を通してフリースローの正確性も高く、14本中11本決めるなどチャンスをモノにし、第4Q中盤まで勝敗の行方が見えない均衡状態で試合は進んだ。しかし、その後は相手のシュートが連続で刺さり、試合時間残り4分の時点で10点離されてしまう。何とか巻き返しを図るも、焦りからボールは乱れ、その差を詰められないまま終了を告げるブザーが鳴った。
リベンジ達成とはならなかったものの、懸念されていた第3Qを乗り越え、最後まで食い下がれたことは大きな成長の証だ。勝ちを求めて2巡目の戦いは続く。
[寺井和奏]
試合後のコメント
尾花
――第4Qの終盤、点差が離れてしまってから詰められなかった敗因はどうお考えですか。
「焦ってしまい、そこで今までやってきたことが少し崩れてしまったので、そこが原因かなと思います」
――次戦まで2週間空きますが、どんな練習をしたいですか。
「1巡目でできなかったことをもう一度振り返りたいです。また、1巡目はディフェンスの形を相手に合わせて結構変えていたのですが、2巡目は自分たちの〝これ〟というディフェンスをつくって、徹底してできるように頑張りたいです」
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