日大に競り負け 3位でリーグ戦を終える/関東学生秋季1部リーグ戦

2025.09.29

 関東学生秋季1部リーグ戦最終戦。明大は日大を相手に、勝てば2位、負ければ3位が決まる一戦に臨んだ。前半は優位に進め1点リードで折り返すも、後半では攻守にわたるミスが響き、2点差で敗れた。

◆8・30~9・28 関東学生秋季1部リーグ戦(明大和泉体育館他)

▼9・28 対日大戦(国士大多摩体育館)

明大31{19―18、12―15}33日大◯

 立ち上がりから一進一退の攻防が続いた中、チームをけん引したのは栃尾佑(法3=北陸)。先週の試合後に悔し涙を流したセンターバックが先制点を挙げると、前半20分には連続得点を決め、逆転に成功した。さらに近藤佑樹(農4=春日丘)が前半だけで7得点を重ねる活躍を見せ、1点リードで試合を折り返した。

 しかし後半に入ると、序盤から3連続得点を許し逆転される。さらに1点リードで迎えた後半17分から22分にかけては、シュートミスが続き、日大の攻撃を止められずに4連続失点。「守れないようなミスが続いて、簡単に点を取られる展開が多かった」(小泉涼太・農3=藤代紫水)。その後、小泉のスピンシュートやGK坂本京介(営1=洛北)の好セーブで流れを引き戻し、1点差まで迫るも追いつけず。最後は押し切られ31-33で惜敗した。

 リーグ戦は開幕からの7試合を6勝1分と好スタートを切ったが、終盤の2試合で連敗を喫し、2季連続の3位で幕を閉じた明大。それでも「試合を重ねるごとにチームとして成長できた」(加藤良典監督)と手応えを口にする。11月には全日本学生選手権(インカレ)が控える。昨年度は1回戦敗退に終わっただけに、「優勝できるポテンシャル、チーム力はあると思う」(外種子田渓汰主将・商4=国分)と、雪辱を胸に頂点を目指す。

[李翔恩]

試合後のコメント

加藤監督

――試合を振り返っていかがでしたか。

 「自分たちのオフェンスでのミスと、ディフェンスで中央エリアから相手の力強いシュートを打ち込まれてしまって、それを1試合(通して)やられてしまったという印象です」

――インカレに向けて、特に改善したいところはございますか。

 「先週の中大、国士大戦のように、インカレも1点差のゲームになってくるので、シュートやミスに対してはチームとして厳しくやっていきたいと思います」

外種子田

――インカレまで残り1カ月。キャプテンとしてどんなチームをつくっていきたいのでしょうか。

 「2年連続初戦敗退でいろいろ難しいところはあると思うのですが、秋での収穫は非常に良かったと思います。そこの材料、国士、中央、日大に勝てなかった悔しさというのを材料にしていきたいと思います」

小泉

――試合中に声を出してチームを鼓舞する姿が印象的でした。

 「上級生なので、自分はプレーで引っ張るというよりは、そういう面で引っ張りたいと思っていたので声出してずっと引っ張ろうとしていました」